【伊勢物語 東下り】あらすじ現代語訳・和歌の修辞とテスト対策

こんにちは。ミチプラス運営者のたく先生です。
高校国語の授業や定期考査、大学入学共通テスト、国公立・私立大学入試の古典(古文)分野で、最も出題頻度が高い超定番教材が『伊勢物語』第九段の「東下り(あずまくだり)」です。在原業平とおぼしき「昔、男」が都での身の置き所を失い、東国へと旅立つ中で詠まれた名歌の数々は、1000年以上の時を超えて高校生の心を捉えて離しません。
実際の指導現場でも、「三河国八橋のかきつばたの折句の仕組みが覚えられない」「宇津の山の細道で詠まれた和歌の掛詞がわからない」「富士山の見立てや隅田川の都鳥でなぜみんな泣いたのか理由がテストに出る」という相談を数多くの高校生から受けてきました。しかし、東下りは「八橋」「宇津の山」「富士山」「隅田川」という4大場面のあらすじと、そこに込められた和歌の修辞技法を整理するだけで、初見のテスト問題でも満点・高得点を確実に狙えるようになりますよ。
そこで今回は、現役高校教員・古典指導者の視点から、伊勢物語「東下り」の全原文・現代語訳・品詞分解、かきつばたの折句や都鳥の和歌の修辞技法、そして定期テストで頻出する「登場人物の心情変化と記述問題の解き方」まで、美しい縦書き和歌カードと実戦予想問題を交えて徹底解説します!

たく先生!東下りって有名な『かきつばた』の和歌や『都鳥』の和歌が出てきますよね!折句や掛詞などの修辞技法がテストでいつも出題されるので、わかりやすく教えてほしいです!

みちかさん、素晴らしい着眼点ですね!東下りは和歌の修辞(言葉遊びの美学)と、都を離れた男たちの切ない哀傷(望郷の思い)が最高潮に達する名場面の連続です。縦書きカードで言葉の仕組みを一つずつ紐解いていきましょう!
伊勢物語東下りのあらすじ現代語訳と和歌の技法
『伊勢物語』第九段「東下り」は、主人公の「男(在原業平)」が都での政治的・恋愛的な失意から、親しい友人たちとともに東国へと旅立つ壮大なロードムービーのような物語です。まずは4つの主要場面(八橋・宇津の山・富士山・隅田川)のあらすじ、原文、現代語訳、そして和歌の修辞技法を順番に見ていきましょう。
東下りの背景と京を離れた男たちの哀傷

物語の冒頭では、男がなぜ都を離れることになったのか、その旅立ちの動機が簡潔かつ印象的に語られます。
【原文】:
昔、男ありけり。その男、身を要なきものに思ひなして、京にはあらじ、東の方に住むべき国求めにとて行きけり。もとより友とする人ひとりふたりして行きけり。道知れる人もなくて、惑ひ行きけり。
【現代語訳】:
昔、ある男がいた。その男は、自分の身を(都では)無用な役立たずのものと思い込んで、京都にはいまい、東国の方に住むのにふさわしい国を探しに行こうということで出かけたのだった。以前からの友人一人二人を連れて行った。道を知っている人もいなくて、道に迷いながら進んで行った。
| 重要語句・文法 | 品詞・活用 | 現代語訳(意味) | 定期テストの出題ポイント |
|---|---|---|---|
| 身を要なきものに思ひなして | 形容詞・ク活用連用形 + サ行四段・連用形 | 自分を無用なものと思い込んで | 「思ひなす」は『思い込む・そう見なす』の意。都落ちの悲哀を表す。 |
| 京にはあらじ | ラ変動詞「あり」未然形 + 打消意志助動詞「じ」 | 京にはいまい(留まるつもりはない) | 「じ」は話者の強い「打消意志(〜するつもりはない)」を表す。 |
| 住むべき国 | 四段動詞連体形 + 当然・適当助動詞「べし」連体形 | 住むのにふさわしい国(住むべき土地) | 「べし」の意味は「適当(〜にふさわしい)」または「当然」。 |
| 道知れる人 | 四段動詞已然形 + 存続助動詞「り」連体形 | 道を知っている人 | 「知れる」=エ段音+「る」なので完了・存続の助動詞「り」! |
三河国八橋の由来と蜘蛛手にかかる橋
一行が最初にたどり着いた名所が、三河国(愛知県)の「八橋」です。なぜこの場所が八橋と呼ばれるようになったのか、その地名の由来(語源)はテストで記述問題として非常によく狙われます。
【原文】:そこを八橋といふは、水ゆく河の蜘蛛手(くもで)なれば、橋を八つ渡せるによりてなむ、八橋といひける。
💡テスト記述のポイント:
「流れる川の水筋が蜘蛛の足のように何本にも分かれて入り組んでおり、そこに橋を八つ架け渡してあるから。」
八橋のかきつばたと折句の修辞技法

水辺に美しく咲き誇るかきつばた(杜若)の花を見て、同行者が「かきつばたの5文字を各句の頭に据えて旅の心を詠め」と男に題を出します。そこで詠まれたのが、日本文学史に燦然と輝く折句の最高傑作です。
きつつなれにし
つましあれば はるばるきぬる
たびをしぞ思ふ
(唐衣を着慣れるように)長年親しみ慣れ親しんだ妻が(都に)いるので、その妻を残してはるばると遠くへやって来たこの旅の侘しさを、しみじみと悲しく思うことだ。
五つの句の頭文字に「か・き・つ・は(ば)・た」を織り込んだ「折句(おりく)」の最高傑作です。「なれ」に『着慣れ/馴れ親しむ』、「つま」に『着物の褄/妻』、「はるばる」に『遥々/張る張る』の掛詞を配置し、さらに「から衣」の縁語として『着・なれ・つま・はる』を散りばめるなど、平安貴族の高度な言語遊戯と切実な望郷の情が見事に融合しています。
| 修辞技法の種類 | 和歌中の該当箇所 | 解説と効果 |
|---|---|---|
| 折句(おりく) | から衣 / きつつなれにし / つましあれば / はるばるきぬる / たびをしぞ思ふ | 各句の初めの文字をつなげると「か・き・つ・は(ば)・た」という題の言葉が浮かび上がる言葉遊び。 |
| 掛詞(かけことば) | ・なれ(着慣れ / 馴れ親しむ) ・つま(着物の褄 / 妻) ・はるばる(遥々 / 張る張る) | 一つの言葉に同音異義の2つの意味を重ね合わせ、衣服の情景と妻への愛情・旅の侘しさを同時に表現。 |
| 縁語(えんご) | 「から衣(衣服)」の縁語: ➔ 「着」「なれ」「つま」「はる」 | 歌の冒頭の「から衣」から連想される衣服関係の語を意図的に散りばめ、歌全体の統一感を高める。 |
宇津の山の細道と蔦楓に込めた夢の和歌
三河を過ぎ、一行は駿河国(現在の静岡県中部)の難所である宇津の山(うつのやま)に差し掛かります。昼なお暗く細い山道で、蔦や楓が生い茂る心細い情景の中、都へ向かう修行者(山伏)と偶然再会します。
【原文】:
行き行きて、駿河の国に至りぬ。宇津の山に至りて、我が入らむとする道はいと暗う細きに、蔦(つた)・楓(かへで)はいと茂り、もの心細く、すずろなる目をば見るることと思ふに、修行者逢ひたり。「かかる道は、いかでかいまする」と言ふを見れば、見し人なりけり。京に、その人の御もとにとて、文書きてつく。
【現代語訳】:
どんどん進んで行って、駿河の国に到着した。宇津の山に着いて、自分が分け入ろうとする道はたいそう暗く細い上に、蔦や楓が生い茂り、なんとなく心細く、思いがけないつらい目に遭うことだと思っていると、修行者に行き逢った。「このような(険しい)道を、どうしていらっしゃるのですか」と言う人を見ると、(以前都で)見知っていた人であった。京都の、あの人(恋しい女性)のもとへ届けてくれということで、手紙を書いてことづける。
宇津の山べの
うつつにも 夢にも人に
あはぬなりけり
駿河国にある宇津の山のあたり(にいる今の私)は、現実(うつつ)においても、そして夢の中でもあなたに逢わないことだなあ(あなたからの便りも途絶え、夢にすら出てきてくれない寂しさよ)。
地名の「宇津(うつ)」と現実を意味する「現(うつつ)」を響かせた掛詞が用いられています。古人の信仰では「相手を強く思っていれば夢に現れる」とされていたため、「夢にさえ逢えない」ということは「都のあの人は私のことなど忘れてしまったのだろうか」という痛切な孤独感を詠み込んでいます。
富士山を比叡山に見立てる季節外れの白雪

駿河国を進む一行の目の前に、神々しくそびえ立つ富士山が現れます。旧暦の五月末(現在の7月盛夏)であるにもかかわらず、山頂に雪が白く降り積もっている様子に、都人たちは目を見張ります。
【原文】:
富士の山を見れば、五月のつごもりに、雪いと白う降れり。
その山は、ここにたとへば、比叡の山を二十ばかり重ねあげたらむほどして、形は塩尻のやうになむありける。
【現代語訳】:
富士の山を見ると、五月の末(真夏)であるのに、雪がたいそう白く降り積もっている。
その山は、ここ(京都)で例えるならば、比叡山を二十ほど積み重ねたような高さで、形は(製塩の際に砂を円錐形に盛った)塩尻のようであった。
山は富士の嶺
いつとてか 鹿の子まだらに
雪の降るらむ
季節の移り変わりを知らない山は、この富士の峰であるよ。いったい今をいつ(の季節)だと思って、鹿の子のまだら模様のように雪が降り積もっているのだろうか(今は旧暦五月の真夏なのに)。
旧暦五月末(現在の盛夏7月頃)にもかかわらず、山頂に雪を戴く富士山の異様な雄大さに驚嘆した歌です。雪がまだらに残る様子を子鹿の斑点模様に見立てた「鹿の子まだら(見立て)」や、富士山が季節を忘れて雪を降らせていると擬人化した「時知らぬ山」の表現が光ります。
| 富士山の見立て表現 | 本文の該当箇所 | 見立ての意味と効果 |
|---|---|---|
| 鹿の子まだら | 鹿の子まだらに雪の降るらむ | 真夏の山肌に雪がまだらに残る様子を、小鹿の背中の白い斑点模様に見立てている。 |
| 比叡山二十重ね | 比叡の山を二十ばかり重ねあげたらむほど | 都人が誰でも知っている比叡山を引き合いに出し、富士山の常識外れの高さを具体的に誇張。 |
| 塩尻(しおじり) | 形は塩尻のやうになむありける | 海辺で塩を採るために砂を円錐形に盛り上げた山に、富士山の美しい円錐形を例えている。 |
隅田川の都鳥と都への望郷の涙

旅はいよいよ東国の奥地、武蔵国(東京都・埼玉県)と下総国(千葉県北部)の境を流れる大河・隅田川(すみだがわ)に到達します。日暮れ時の渡し舟の上で、東下りの感情が最高潮に達する屈指の名場面です。
【原文】:
なほ行き行きて、武蔵の国と下総の国との中に、いと大きなる河あり。それを隅田川といふ。その河のほとりに群れゐて、「思ひ出づることもありや」とあはれがる。渡守、「はや舟に乗れ、日も暮れぬ」と言ふに、乗りて渡らむとするに、みな人ものわびしくて、京に思ふ人なきにしもあらず。
見れば、白き鳥の、嘴(はし)と脚と赤き、鴫(しぎ)の大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ。京には見えぬ鳥なれば、みな人見知らず。渡守に問ひければ、「これなむ都鳥」と言ふを聞きて、詠める。
【現代語訳】:
さらにどんどん進んで行って、武蔵の国と下総の国との間に、たいそう大きな川がある。それを隅田川という。その川のほとりに集まり座って、「(都を)思い出すこともあるか」としみじみ感慨にふける。渡し守が、「早く舟に乗れ、日も暮れてしまう」と言うので、乗って渡ろうとすると、誰もがなんとなく心細く悲しくて、京都に恋しく思う人がいないわけでもない(誰もが都に残した大切な人を思っている)。
見ると、白い鳥で、くちばしと足が赤く、鴫くらいの大きさの鳥が、水の上に浮かび漂いながら魚を食べている。京都では見かけない鳥なので、誰も見知っていない。渡し守に尋ねたところ、「これこそが都鳥だ」と言うのを聞いて、男が詠んだ歌。
いざこと問はむ
都鳥 わが思ふ人は
ありやなしやと
(都の名をその名に持っているのなら)さあ、お前に言葉をかけて尋ねよう、都鳥よ。私が都に残してきた恋しいあの人は、今も無事で生きているのか、それとも亡くなってしまったのかと。
「名にし負はば」は『〜という名を持っているならば』という重要構文です。隅田川の渡し舟の上で出会った白い水鳥(ユリカモメ)の名が「都鳥」であると知り、「都を知る鳥よ、都に残した愛しい人の安否を教えてくれ」と語りかけます。舟に乗っていた旅人全員が袖を涙で濡らす(舟こぞりて泣きにけり)東下り屈指のクライマックスです。
伊勢物語東下りの重要文法と定期テスト予想問題
定期考査や大学入試で頻出する「東下り」の重要文法(助動詞の識別・係り結び・心情変化)を整理した上で、実際のテストを想定した実戦予想問題に挑戦しましょう!
定期テスト頻出の重要単語と品詞分解
東下り全編を通じて頻出する重要古文単語と、テストで差がつく品詞分解のポイントを厳選しました。
| 重要単語 | 品詞 | 本文中での意味 | 用例と注意点 |
|---|---|---|---|
| おもしろし | 形容詞(ク) | 風流だ・美しい・趣がある | 「かきつばたいとおもしろく咲きたり」(×面白い) |
| すずろなり | 形容動詞(ナリ) | 思いがけない・何となく・あてもない | 「すずろなる目をば見るること」(思いがけない災難) |
| もの心細し | 形容詞(ク) | なんとなく心細い | 接頭語「もの〜(なんとなく)」がついた感情表現。 |
| ものわびし | 形容詞(シク) | なんとなく寂しい・やりきれない | 「みな人ものわびしくて」(都を離れた切なさ) |
| こと問ふ | ハ行四段動詞 | 言葉を交わす・尋ねる・質問する | 「いざこと問はむ」(さあ尋ねよう) |
| こぞる | ラ行四段動詞 | 全員そろう・皆で一緒に | 「舟こぞりて泣きにけり」(舟中の全員が) |
| ほとぶ | バ行四段動詞 | (水分を吸って)ふやける・柔らかくなる | 「乾飯の上に涙落としてほとびにけり」 |
係り結びと助動詞の識別ポイント
東下りには、係助詞による係り結びや、文脈によって意味が変わる助動詞の識別が数多く登場します。
1. 「橋を八つ渡せるによりてなむ、八橋といひける」
➔ 係助詞「なむ」の結びで、過去助動詞「けり」が連体形「ける」に変化。
2. 「はるばるきぬる たびをしぞ 思ふ」
➔ 強意の係助詞「ぞ」の結びで、動詞「思ふ」が連体形「思ふ」に結ぶ(四段活用のため終止形と同形)。
3. 「これなむ 都鳥」
➔ 係助詞「なむ」の結びの述語(「ある / 言ふ」等)が省略された「結びの省略」パターン!
東下りで問われる登場人物の心情変化
東下りでは、旅が進むにつれて登場人物たちの心情がどのように変化していくかが、記述問題や共通テスト形式の選択肢問題で必ず問われます。
| 場面・地名 | 登場する象徴・出来事 | 登場人物たちの心情と心理の深まり |
|---|---|---|
| 旅立ち(京都) | 身を要なきものに思ひなして | 都での身の置き所を失った挫折感とあきらめ・孤独。 |
| 八橋(三河国) | かきつばたの花・乾飯 | 妻を残してきた愛惜と旅の侘しさ。乾飯を涙で濡らす。 |
| 宇津の山(駿河国) | 暗く細い山道・蔦楓・修行者 | 険しい山道での心細さと、便りも届かない募る寂しさ。 |
| 富士山(駿河国) | 真夏の白雪・比叡山見立て | 都では見られない常識外れの雄大さへの驚嘆と圧倒。 |
| 隅田川(武蔵/下総) | 大河の夕暮れ・都鳥・渡し舟 | 「都」の名に触れ、全員の望郷の情が抑えきれず号泣。 |
東下りの定期テスト予想問題と模範解答解説
それでは、ここまでに学んだ知識を定着させるために、定期考査や共通テスト、難関大入試で頻出の実戦予想問題に挑戦してみましょう!問題に付された「縦書き和歌カード」に着目し、和歌の修辞技法や心情読解にチャレンジしてください。下部のボタンをタップすると、模範解答・思考プロセス・採点基準・減点ポイントが完全展開されます。
【実戦予想問題】伊勢物語『東下り』の定期テスト頻出問題に挑戦せよ
はるばるきぬる たびをしぞ思ふ
夢にも人に あはぬなりけり
鹿の子まだらに 雪の降るらむ
わが思ふ人は ありやなしやと
【模範解答と詳しい解説を見る(タップで開閉)】
・「ほとびにけり(ふやけてしまった)」は、乾燥食品である乾飯(かれいひ)が涙でふやけるほど大量に泣いたという強調表現です。「妻を思い出したから」だけでなく「都を離れた旅の侘しさに共感した」点を盛り込むと満点になります。
・掛詞:地名の「宇津(うつ)」と「現(うつつ=現実)」
・心情:現実でも夢の中でも愛しい人に逢えない、深まる孤独と寂しさ。
・見立ての対象:「真夏(旧暦五月)の富士山頂にまだらに残る白雪」を、子鹿の毛にある白い斑点模様(鹿の子まだら)に見立てている。
・「時知らぬ山」は季節感を無視して雪を降らせる富士山への擬人化表現です。「らむ」は現在の原因推量(どうして〜なのだろうか)です。
都の名を持つ鳥に出会い、都に残してきた愛しい人の安否を思って、一行全員の望郷の哀傷が一気に溢れ出たから。
・「都の名を持つ鳥(都鳥)」に触れているか(2点)
・「都に残してきた人(妻・家族)への思い」に触れているか(2点)
・「望郷の悲しみ・寂しさ」が理由として記述されているか(2点)
伊勢物語の東下りを完全攻略する学習法まとめ

今回は、高校国語の最重要教材である『伊勢物語』第九段「東下り」について、発端から八橋・宇津の山・富士山・隅田川までの全あらすじ、現代語訳、品詞分解、和歌の修辞技法、そして定期テストで差がつく記述対策までを徹底解説しました。最後に、学習の総仕上げとして重要ポイントをチェックリストでおさらいしましょう!
✅ 発端:「身を要なきものに思ひなして」=都での失意から東国へ旅立つ。
✅ 八橋(三河国):「から衣〜」=折句(かきつばた)・掛詞(なれ/つま/はるばる)・縁語(から衣 ➔ 着/なれ/つま/はる)。乾飯が涙でふやける。
✅ 宇津の山(駿河国):「駿河なる〜」=掛詞(宇津/うつつ)。蔦楓の細道で修行者に手紙を託す。
✅ 富士山(駿河国):「時知らぬ〜」=真夏の雪を鹿の子まだら・比叡山二十重ね・塩尻に見立てる。
✅ 隅田川(武蔵/下総):「名にし負はば〜」=都鳥に都の人の安否を尋ね、舟中の全員が号泣する(舟こぞりて泣きにけり)。
古典の読解力は、物語の背景にある登場人物の心情と、言葉に込められた豊かなレトリック(修辞技法)を丁寧に味わうことで飛躍的に向上します。ぜひ何度も復習して、定期テストや入試で自信を持って満点を勝ち取ってくださいね!
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