【論語】テスト頻出の有名章句一覧!書き下し文と現代語訳まとめ

こんにちは。ミチプラス運営者のたく先生です。
高校の『言語文化』や『古典探究』の定期テスト、さらには大学入学共通テストや私大・国公立二次試験の漢文において、司馬遷『史記』と並んで圧倒的な出題頻度を誇るのが、古代中国の思想家・孔子(こうし)とその弟子たちの言行録である『論語(ろんご)』です。
高校1年生の入門単元で必ず出会う「学びて時に之を習ふ」「温故知新」「吾十有五にして学に志す」から、孔子の政治思想の核心である「道徳斉礼」「巧言令色」「己の欲せざる所(恕)」、そして入試長文でも定番の隠者との問答「長沮・桀溺(問津)」まで、3年間で何度も『論語』を学ぶことになります。しかしテスト前になると、「章句が多すぎてどれがどの篇かわからない…」「白文に返り点を振る問題や、『仁・恕・礼』の記述問題を一気に整理したい!」と悩む高校生がとても多いのです。
そこでこの記事では、高校国語教員として20年以上教壇に立つたく先生が、『論語』の文学史(孔子・四書五経・儒家思想)から、定期テスト・模試最頻出の「有名12章句」の縦書き訓読カード・書き下し文・現代語訳・重要句形まで完全網羅してまとめました!単元横断の無料25問カード暗記デッキも完備していますので、定期考査や入試前の総整理バイブルとしてぜひブックマークして活用してください。

たく先生、今度の中間テストの範囲が『論語』なんです!短い章句がたくさん並んでいる上に、「四書五経」などの文学史や『長沮・桀溺』の長い対話文まで入っていて、どう整理して覚えればいいか迷っています……。

みちかさん、安心してください!『論語』はバラバラの名言集に見えますが、実は「①学問と人生の成長」「②仁・恕と徳治政治」「③乱世を生きる使命感」という3つの柱で分類すると、すべての章句が一本の筋でつながりますよ。まずは問1で必ず出る文学史と全体早見表から一気に攻略していきましょう!
- 【文学史の鉄則】孔子と『論語』とは?四書五経と中心思想(仁・礼・徳治)
- 【一覧早見表】高校漢文・定期テスト最頻出の『論語』有名12章句まとめ
- 【第1部:学問と人生】学びて時に・十有五・温故知新・学而不思の書き下し文と現代語訳
- 【第2部:仁・恕と徳治政治】巧言令色・己の欲せざる所・道徳斉礼の徹底解説
- 【第3部:乱世の生き方と無常】長沮・桀溺(問津)と「逝く者は斯くのごときか」
- 現役国語教員が教える!『論語』の定期テストで90点を超える3ステップ勉強法
- 【総合実戦演習】『論語』の定期テスト・模試横断記述問題
- 『論語』の学習でよくある質問(FAQ)
- まとめ:『論語』有名12章句の重要25問をスマホ単語帳で一気に制覇しよう!
【文学史の鉄則】孔子と『論語』とは?四書五経と中心思想(仁・礼・徳治)
定期テストや模試の大問1でほぼ確実に問われるのが、孔子(こうし)の人物像と『論語』の成立事情、および儒教の経典である「四書五経(ししょごきょう)」の知識です。古来より日本でも大切に読み継がれてきた『論語』の古籍資料(国立国会図書館サーチ『景印元覆宋世彩堂本論語集解』等にも重要文化財級テキストが収蔵)の基本データを最初に30秒で押さえましょう。
| テスト頻出項目 | 暗記必須のポイント・ひっかけ注意点 |
|---|---|
| 中心人物と時代 | 孔子(こうし)|姓は孔、名は丘(きゅう)、字(あざな)は仲尼(ちゅうじ)。春秋時代末期の魯(ろ)の国の思想家・教育者で、儒家(じゅか)の始祖。 |
| 『論語』の成立(要注意!) | 孔子が自ら執筆した本ではなく、孔子の死後、弟子や孫弟子たちが師の言葉や門人との問答を記録・編纂した言行録(語録体)。全10巻20篇(『学而』から『堯曰』まで約500章)。 |
| 「子曰はく」の「子」 | 「先生」。『論語』の中で単独で「子」や「夫子(ふうし)」と出てきたらすべて孔子を指す。 |
| 四書(ししょ)の位置づけ | 南宋の朱熹(朱子)が定めた儒教の4つの基本経典:『大学』『中庸』『論語』『孟子』の一つ(※五経=『易経・書経・詩経・礼記・春秋』と混同しないこと!)。 |
| 中心思想(仁・恕・礼・徳治) | ① 仁(じん):人を愛する最高の道徳・人間愛(内面的な真心) ② 恕(じょ):自分の心に引き比べて相手の立場を思いやる心 ③ 礼(れい):仁を具体的な行動・社会規範として表した礼儀・秩序 ④ 徳治主義(とくちしゅぎ):法律や刑罰(法治)ではなく、為政者の道徳と礼儀で民を導く政治理想 |
| 代表的な弟子(孔門十哲) | ・顔淵(がんえん/顔回):孔子が最も愛し期待した徳行第一の弟子 ・子路(しろ/仲由):勇猛で率直な性格、孔子の護衛役も務めた古参の弟子 ・子貢(しこう):弁舌と経済に優れた弟子(「其れ恕か」の問答相手) |
とくに選択肢問題で最も多いひっかけが「『論語』は孔子が晩年に自ら書き著した書物である(×誤り)」というパターンです。必ず「孔子の没後に弟子たちが編纂した言行録である」と正確に覚えておきましょう。
【一覧早見表】高校漢文・定期テスト最頻出の『論語』有名12章句まとめ
続いて、高校の『言語文化』『古典探究』の全教科書および大学入試で繰り返し出題される『論語』の最重要12章句について、出典篇名・書き下し文・生まれた故事成語・必須句形を一覧表に整理しました。
| 章句・テーマ | 篇名 | 書き下し文の核心フレーズ | 故事成語&テスト必須句形 |
|---|---|---|---|
| ① 学びの三段階 | 学而 | 学びて時に之を習ふ、亦た説ばしからずや。/人知らずして慍みず、亦た君子ならずや。 | 【句形】詠嘆「不亦〜乎(亦た〜ずや)」 【対比】「説(内面)」と「楽(共感)」 |
| ② 年齢の異称 | 為政 | 吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑はず。五十にして天命を知る… | 【故事】志学・而立・不惑・知命・耳順・従心 【句形】「所欲(欲する所)」一レ点 |
| ③ 温故知新 | 為政 | 故きを温ねて新しきを知れば、以て師と為るべし。 | 【故事】温故知新(おんこちしん) 【句形】可能・資格「可以〜(以て〜べし)」 |
| ④ 学問と思索 | 為政 | 学びて思はざれば則ち罔し。思ひて学ばざれば則ち殆ふし。 | 【語句】罔し(くらし)・殆ふし(あやふし) 【構造】厳密な対句構造、「〜不レバ則…」 |
| ⑤ 無知の自覚 | 為政 | 之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す、是れ知るなり。 | 【思想】ソクラテス「無知の知」との共通性 【句形】判断「〜也(〜なり)」 |
| ⑥ 巧言令色 | 学而 | 巧言令色、鮮なし仁。 | 【故事】巧言令色(こうげんれいしょく) 【句形】倒置法+置き字「矣」 |
| ⑦ 恕(思いやり) | 衛霊公 | 其れ恕か。己の欲せざる所、人に施すこと勿かれ。 | 【語句】恕(じょ=思いやり) 【句形】推量「其〜乎」、禁止「勿かれ」 |
| ⑧ 克己復礼 | 顔淵 | 己に克ちて礼を復むを仁と為す。 | 【故事】克己復礼(こっきふくれい) 【語句】「復む(ふむ=実践する)」 |
| ⑨ 道徳斉礼 | 為政 | 之を道くに政を以てし…民免れて恥づる無し。之を道くに徳を以てし…恥づる有りて且つ格る。 | 【思想】徳治主義 vs 法治主義 【語句】「道く(みちびく)」「格る(いたる)」 |
| ⑩ 長沮・桀溺 | 微子 | 孔子之を過ぎ、子路をして津を問はしむ。/天下道有らば、丘与に易へざるなり。 | 【故事】問津(もんしん)、語句「憮然」 【句形】使役「使」、選択反語「与…豈若〜哉」 |
| ⑪ 三人行けば | 述而 | 三人行けば、必ず我が師有り。其の善き者を択びて之に従ひ、其の善からざる者にして之を改む。 | 【故事】三人行けば必ず我が師有り 【思想】反面教師を含む学びの姿勢 |
| ⑫ 逝く者は | 子罕 | 川の上に在りて曰はく、「逝く者は斯くのごときか、昼夜を舎かず。」と。 | 【語句】「川の上(ほとり)」「舎かず(おかず)」 【句形】比況「如斯」、詠嘆「〜夫(〜か)」 |
【第1部:学問と人生】学びて時に・十有五・温故知新・学而不思の書き下し文と現代語訳
まずは高校入学後の最初の定期テストで最もよく出題される、「学ぶことの意味」と「人生の精神的成熟」を語った学而篇・為政篇の代表章句を縦書き訓読カードでマスターしましょう。
①『学而篇』:「学びて時に之を習ふ」(学びの喜びと君子の自立)

『論語』全20篇の巻頭を飾る最も有名な章句です。①学んだことを折に触れて復習・実践する内面的な喜び(説=よろこばし)、②遠方から志を同じくする友が訪ねてくる共感の楽しさ(楽=たのし)、③世間の評価に一喜一憂せず不満を抱かない人格者の境地(人知らずして慍みず=君子)という「自己修養の3段階」が詠嘆句形「不亦〜乎(亦た〜ずや)」の美しいリズムで語られます。

②『為政篇』:「吾十有五にして学に志す」(孔子の生涯と年齢の異称)

孔子が晩年に自らの人生を振り返り、15歳から70歳までの精神的成長の軌跡を語った章句です。現代日本語の年齢を表す慣用句(15歳=志学、30歳=而立、40歳=不惑、50歳=知命、60歳=耳順、70歳=従心・古希の対比)の直接の出典となっているため、漢字書き取りとセットで100%暗記必須です!
③『為政篇』:「温故知新」と「学びて思はざれば則ち罔し」
四字熟語「温故知新(おんこちしん)」の出典章句と、インプット(学)とアウトプット・思考(思)の両輪の重要性を説いた章句です。とくに「温」を「たづぬ(たずねる・深く研究する)」と読む点と、「罔し(くらし=道理に暗い)」「殆ふし(あやふし=独断に陥り危険だ)」の読み・意味の対比は定期テストの超定番問題です。

【第2部:仁・恕と徳治政治】巧言令色・己の欲せざる所・道徳斉礼の徹底解説
第2部では、孔子が一生をかけて探求した中心概念である「仁(人間愛)」「恕(思いやり)」「礼(社会秩序)」、そして法律・刑罰による支配を批判した「徳治主義(道徳斉礼)」の重要章句を見ていきましょう。
④『学而篇・衛霊公篇』:「巧言令色、鮮なし仁」と「己の欲せざる所(恕)」

孔子の倫理思想は、米国ライス大学の大学哲学テキスト『Introduction to Philosophy(9.4 Virtue Ethics:Confucianism)』でも、アリストテレスと並ぶ東洋の「徳倫理学(Virtue Ethics)」の源流として高く評価されています。表面的なお世辞や愛想笑い(巧言令色)を退け、自らの心に照らして他者の痛みを思いやる「恕(じょ)」を生涯貫くことこそが、「仁」へ至る実践の道なのです。
⑤『為政篇(道徳斉礼)』:法治(政・刑)と徳治(徳・礼)の鮮烈な対比
高校の『言語文化』『古典探究』の教科書で『論語』の代表章段として採録されているのが『道徳斉礼(どうとくせいれい)』です。法律や命令(政)と刑罰(刑)で縛りつけると、人々は「バレなければいい・罰さえ逃れればいい(民免れて恥づる無し)」と考えるようになるのに対し、指導者の道徳(徳)と礼儀(礼)によって導けば、人々は「自ら悪事を恥じる心を持ち、正しい道へ進むようになる(恥づる有りて且つ格る)」と説いています。
私が20年以上高校のホームルーム担任や生徒指導に携わる中でも、この孔子の洞察には毎年ハッとさせられます。スマホや服装のルールを「違反したら即ペナルティ!」と罰則だけで押さえつけようとすると、生徒は「先生に見つからない隠れ方」ばかりが上手くなってしまいます。反対に、「なぜこの場では相手への敬意(礼)が必要なのか」を対話して大人がまず姿勢で示すと、生徒自身の内側から自律心が育っていくのです。2500年前の人間心理の本質は、現代の教室とも驚くほど地続きです。

【第3部:乱世の生き方と無常】長沮・桀溺(問津)と「逝く者は斯くのごときか」
第3部は、定期テストの後半や模試・大学入試の長文問題として最頻出の『長沮・桀溺(ちょうそ・けつでき)』と、自然や他者から学ぶ述而篇・子罕篇の名章句です。
⑥『微子篇』:「長沮・桀溺(ちょうそ・けつでき)」と隠者との対決
諸国を巡る旅の途中、孔子が弟子の子路(しろ)に川の渡し場(津=しん)を尋ねさせたことから始まるドラマチックな対話章段です(故事成語「問津=もんしん:物事の手がかりや意向を探ること」の由来)。乱世を見限って畑を耕す隠者・長沮と桀溺(のちの老荘・道家思想に通じる「世を辟くるの士」)から皮肉を浴びせられながらも、孔子は「夫子憮然として(がっかりと嘆息して)」、それでも「苦しんでいる人間の仲間と共に生きずして一体誰と生きようか!天下に道が失われているからこそ、私は変革しようと旅をしているのだ」と熱い使命感を語ります。

⑦『子罕篇・述而篇』:「逝く者は斯くのごときか」と「三人行けば必ず我が師有り」
川のほとり(川の上=かはのほとり)に立った孔子が、昼も夜も絶え間なく流れ去る水を見て「過ぎ去りゆく歳月や万物の変化もこのようなものか」と嘆じた『子罕篇』の名言(鴨長明『方丈記』の「ゆく河の流れは絶えずして」にも影響を与えた一節)と、良い手本も悪い手本(反面教師)もすべて自分の師になるという『述而篇』の「三人行けば必ず我が師有り」も、模試や小問集合の常連です。


現役国語教員が教える!『論語』の定期テストで90点を超える3ステップ勉強法
短い章句がたくさん出題される『論語』のテストでは、ただ日本語訳を眺めるだけの勉強では白文問題や記述問題で手が止まってしまいます。高校の授業でも実践している、最短で90点突破を狙う3ステップをお伝えします。
ステップ1:白文を「書き下し文のリズム(音読)」から逆算して訓点をつける
『論語』は「学ビテ時ニ之ヲ習フ」「故キヲ温ネテ新シキヲ知レバ」のように、極めて歯切れのよい対句とリズムを持っています。定期テストで「白文に返り点と送り仮名を振りなさい」と問われたら、勘でレ点を打つのではなく、頭の中で正確な「書き下し文」を再生し、その読む順番と100%一致するように逆算して返り点を振るのが絶対にミスをしない鉄則です。

ステップ2:対比ペア(説と楽・罔と殆・政刑と徳礼・人辟と世辟)を表で整理する
『論語』の配点の高い記述問題は、ほぼ例外なく「2つの概念の対比」から作られます。①「説(内面の自得)」vs「楽(友との共感)」、②「罔し(学のみで思考不足)」vs「殆ふし(思考のみで基礎不足)」、③「政・刑(免れて恥なし)」vs「徳・礼(恥ありて格る)」、④「人を辟くるの士(孔子)」vs「世を辟くるの士(隠者)」の4大ペアは、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
ステップ3:認知心理学の「精緻化リハーサル」と「想起練習」で長期記憶にする

米国ライス大学の心理学標準テキスト『Psychology 2e(8.4 Ways to Enhance Memory)』で解説されているとおり、新しい知識を既存の知識(現代の四字熟語や自分の体験)と意味的に結びつける「精緻化リハーサル(Elaborative Rehearsal)」を行い、さらに答えを隠して自力で思い出す「想起練習(アクティブリコール)」を組み合わせることで、海馬から大脳皮質への記憶定着率は飛躍的に高まります。
まさに孔子自身が『為政篇』で「学びて思はざれば則ち罔し」と語っているように、教科書やプリントをただ目で追うだけのインプット学習ではテスト本番で思い出せません。「白文だけを見て、書き下し文と現代語訳を自力で思い出すテスト」を繰り返した瞬間に、脳の神経回路が強く結合します。
学校現場の指導でも実証済みの具体的なやり方は、PathMemoria公式ブログの「【2026年最新】科学が認めた最強の勉強法「アクティブリコール」完全実践ガイド!記憶定着率を2倍にする具体的やり方・5つの手順」で詳しく解説しています。定期テストの暗記効率を劇的に高めたい方はぜひあわせてご覧ください!
【総合実戦演習】『論語』の定期テスト・模試横断記述問題
『論語』の複数章句がまとめて試験範囲になる定期考査や実力模試で頻出の「総合記述・比較問題」厳選2問です。問題文をタップすると模範解答と採点基準が開きます(※全12章句の読み・書き下し文・句形・年齢異称の一問一答全25問は、記事末尾のPathMemoria無料カード暗記デッキで今すぐ演習できます!)。
総合問題①【『道徳斉礼』の法治と徳治の対比】:「之を道くに政を以てし、之を斉ふるに刑を以てすれば、民免れて恥づる無し。之を道くに徳を以てし、之を斉ふるに礼を以てすれば、恥づる有りて且つ格る。」において、孔子が「政・刑」による政治よりも「徳・礼」による政治が優れていると主張する理由を、民衆の意識の違いに触れて80字程度で説明せよ。
【模範解答】:
法令や刑罰で統制すると民衆は罰さえ逃れればよいと考えて悪事を恥じないが、道徳と礼儀で導けば自ら悪を恥じる心を持ち、進んで正しい道へ向かうようになるから。(78字)
【解説・採点基準】:
①「法令・刑罰では処罰を免れることばかり考えて罪を恥じない点(40%)」、②「道徳・礼儀では自ら恥じる心を持って正しい道に進む(格る)点(60%)」の対比が明確に書けていれば満点です!
総合問題②【『長沮・桀溺』における隠者と孔子の生き方の違い】:桀溺の言葉にある「人を辟くるの士」と「世を辟くるの士」はそれぞれ具体的に誰を指すか。また、両者の乱世に対する生き方の違いを60〜80字で説明せよ。
【模範解答】:
・人を辟くるの士:孔子 / 世を辟くるの士:長沮・桀溺(隠者)
・生き方の違い:長沮・桀溺は乱れた俗世間そのものを見限って隠棲するのに対し、孔子は無道な君主を避けつつも人間社会にとどまり、理想の君主を求めて世を救おうとする点。(75字)
【解説・採点基準】:
儒家(人間社会の中で道徳政治の実現を目指す孔子)と、のちの道家・老荘思想に通じる隠者(人為的な政治を捨てて自然の中で隠棲する長沮・桀溺)の思想対比は、国公立二次・難関私大でも最頻出のテーマです。
『論語』の学習でよくある質問(FAQ)
最後に、『論語』を学ぶ高校生から授業後によく質問されるポイントをQ&A形式でまとめました。
たとえば第1篇は「子曰、学而時習之…」で始まるため『学而篇』、第2篇は「子曰、為政以徳…」で始まるため『為政篇』と名付けられています。そのため、同じ『為政篇』の中に政治の話だけでなく学問や孝行の章句も含まれているのです。
もともと身分の上下(支配者と庶民)を表す言葉でしたが、孔子はそれを「内面の人格・道徳の高さ」という意味へ革新しました。「君子は義に喩り、小人は利に喩る(里仁篇)」「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず(子路篇)」などの対比章句も非常に有名です。
孔子が説いた「仁」を受け継ぎ、人間には生まれつき善の芽生え(四端)があるとする「性善説」と王道政治を唱えたのが孟子、反対に人間の本性は欲望に流されやすい(「性悪説」)からこそ後天的な学問と「礼」による矯正が不可欠だと唱えたのが荀子です。
まとめ:『論語』有名12章句の重要25問をスマホ単語帳で一気に制覇しよう!
この記事では、高校漢文の定期テスト・大学入試で最頻出の孔子『論語』の文学史(四書五経・仁と礼・徳治主義)と有名12章句の書き下し文・現代語訳・重要句形を総まとめで解説しました。

たく先生、ありがとうございます!バラバラに思えていた『論語』の章句が、「学問と人生」「仁・恕と徳治」「乱世の使命感」の3つの柱で頭の中にすっきり整理できました!年齢の異称や重要句形もバッチリです!

どういたしまして、みちかさん!各章句のさらに詳しい全文対訳記事もあわせて読み進めながら、最後に下の無料カード暗記デッキで重要25問が即答できるか5分で総仕上げをしてみてください。定期テストや模試で最高の結果が出せるよう心から応援していますよ!
この記事で取り上げた『論語』の文学史(孔子・四書五経・仁と礼)と全有名章句(学びて時に・年齢の異称・温故知新・学而不思・巧言令色・恕・道徳斉礼・長沮桀溺・逝く者)の最重要書き下し文・読み・句形・故事成語を1つのデッキに凝縮した「【論語】テスト頻出有名章句・総合対策マスター25選」を、自作AI暗記アプリ「PathMemoria」で無料公開しています!
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定期テストや模試の範囲になっている『論語』の各章段の全文書き下し文・現代語訳・予想問題は以下の個別解説記事でさらに詳しく学べます!










