【徒然草 九月二十日のころ】現代語訳と品詞分解!主語の見分け方・反実仮想とテスト対策を徹底解説

高校の古典(言語文化・古典探究)の授業で、『徒然草』における兼好法師の研ぎ澄まされた美意識と人間観察の白眉として必ず深く読み解かれるのが、第32段『九月二十日のころ(ながつきはつかのころ)』です。
秋の夜長に月を見ながら歩き明かし、ふと立ち寄った荒れた庭の庵。「妻戸をいま少し押し開けて、月見るけしきなり」「やがてかけこもらましかば、口惜しからまし」という余韻に満ちた描写は、教科書を開いた読者を一瞬にして平安・鎌倉の幽玄な月夜の世界へと引き込みます。

たく先生! 『九月二十日のころ』って、現代語訳を読んでも「ある人」「筆者」「女」「従者」と登場人物が入り乱れていて、誰が何をしているのか主語がさっぱり分からなくなってしまいます……。あと、「案内せさせて」って兼好法師が門を叩いたんじゃないんですか?

みちかさん、そこが全国の高校生が最もつまずき、定期テスト作成者が最も狙う急所なんです! 実は古文の敬語(給ふ・たてまつる)の向きに注目するだけで、主語は誰でも1秒で見分けられます。そして「案内せさせて」の主語も当時の身分制度を理解すれば一発で氷解しますよ! 高校教員歴24年目の私の視点から、定期テストで満点を取るための読解・文法・反実仮想のツボをどこよりも分かりやすく徹底解説します!
この記事では、現役私立高校国語教員(指導歴24年目)のたく先生が、『九月二十日のころ』の作品データ、原文・現代語訳・品詞分解の完全対訳、敬語から主語を見分ける判定マトリクス、反実仮想構文「ましかば〜まし」の解法、兼好の美意識(朝夕の心づかひ & ほどなく失せにけり)、そして自作AI暗記アプリ「PathMemoria」直通テスト(全25問)までを一挙に分かりやすく解説します!
- 九月二十日のころの基本知識:出典(第32段)、作者(兼好法師)、季節背景と作品の主題
- 3分でわかるあらすじ・人間関係図:月見歩きから始まる風流な忍び歩きの一夜
- 【原文・現代語訳・品詞分解】完全対照表:1文ごとの正確な現代語訳と助動詞・重要単語
- 【定期テスト頻出】読解・記述対策4大ポイント:
- 敬語の向きから「ある人・兼好・女」の主語を1秒で見分ける方法
- なぜ「案内せさせて」の案内を乞うたのは従者なのか?(当時の貴族の慣習)
- 反実仮想「やがてかけこもらましかば、口惜しからまし」の思考プロセス
- 結びの一文「その人、ほどなく失せにけり」が漂わせる無常の美学
- 【文法完全攻略】反実仮想(ましかば〜まし) & 反語(いかでか知らん)
- たく先生の教壇コラム:「人に見られていないときの所作」こそがその人のすべて(朝夕の心づかひ)
- 定期テスト実戦問題カード5選(アコーディオン解説付)
- PathMemoria直通公式デッキ:スマホで今すぐ解ける10秒想起テスト(全25問・完全無料)
九月二十日のころとは?作品データ・背景知識と3分でわかるあらすじ
まずは定期テストの文学史や冒頭の知識問題で確実に得点できるよう、『九月二十日のころ』の作品基本情報を整理しておきましょう。
| 出典 | 『徒然草(つれづれぐさ)』第32段 |
| 作者 | 兼好法師(吉田兼好) |
| 成立時代 | 鎌倉時代末期(1330年〜1331年頃) |
| 季節・時期 | 晩秋(旧暦9月20日頃=現在の10月下旬〜11月上旬) 月が真夜中を過ぎてから昇り、夜明け方まで美しい「更待月(ふけまちづき)」の頃。 |
| 主題(テーマ) | 「朝夕の心づかひによるべし」 誰も見ていない場所での何気ない所作や余韻にこそ、その人の真の品格が現れる。また、その優雅な女性が間もなく亡くなってしまったという、儚くも美しい無常観。 |
3分でわかる!『九月二十日のころ』の登場人物とあらすじ
この文章には、主に3人の主要人物(+従者)が登場します。この関係性を頭に入れておくだけで、現代語訳の混乱がゼロになります:
| 人物 | 立場・身分 | 本文中の敬語表現 |
|---|---|---|
| ① ある人 | 兼好を月見に誘った高貴な貴人(貴族) | 最高度の尊敬語(「思し出づる」「入り給ふ」「出で給ふ」) |
| ② 筆者(兼好法師) | 出家した文人。貴人の風流の友として同行 | 自分を下げる謙譲語(「誘はれたてまつりて」)、丁寧語(「侍りし」)、自分の動作は無敬語(「見ゐたるに」) |
| ③ その家の主(女性) | 貴人が忍んで訪れた相手。風雅な暮らしをする女性 | 筆者からの敬語は使われない(「押し開けて」「月見るけしきなり」「失せにけり」) |
| ④ 従者(随身) | 貴人のお供をする身分の低い召使い(使者) | 「案内せさせて(使役)」の使役の対象 |

【原文・現代語訳・品詞分解】完全対照表
それでは、定期テストの現代語訳問題や品詞分解問題で満点を取れるよう、1文ずつ細かく分解して確認していきましょう。
第1文:月見歩きの途中、ふと思い出した家に立ち寄る
・誘はれたてまつりて:ハ行四段動詞「誘ふ」未然形 + 受身の助動詞「る」連用形 + 謙譲の補助動詞「たてまつる」連用形(客体「ある人」への敬意) + 接続助詞「て」。※誘われた主語は筆者(兼好)。
・月見ありく:カ行四段動詞「月見ありく(月を見ながらあちこち歩き回る)」。複合動詞。
・侍りしに:ラ変動詞「侍り(丁寧語:〜ございます・ありました)」連用形 + 過去の助動詞「き」連体形「し」 + 接続助詞「に」。
・思し出づる:ダ行下二段動詞「思し出づ(尊敬語:お思い出しになる・ふと思い出しなさる)」連体形。※主語は「ある人」!
・案内(あない)せさせて:名詞「案内(取次ぎを頼むこと・訪問を告げること)」+サ変動詞「す」未然形「せ」+使役の助動詞「さす」連用形「させ」+接続助詞「て」。※使役の対象(案内を乞うた人)はお供の「従者」!
・入り給ひぬ:ラ行四段動詞「入る」連用形 + 尊敬の補助動詞「給ふ」連用形(主語「ある人」への敬意) + 完了の助動詞「ぬ」終止形。
第2文:荒れた庭に漂う優雅なお香の薫りと風情
・荒れたる:ラ行下二段動詞「荒る」連用形 + 存続の助動詞「たり」連体形。
・露しげきに:ク活用形容詞「しげし(多い・びっしり生い茂っている)」連体形 + 接続助詞「に」。
・わざとならぬ:名詞「わざと(特別に・わざわざ・本格的に)」+断定の助動詞「なり」未然形「なら」+打消の助動詞「ず」連体形「ぬ」。「わざとらしくない・さりげない」。※テスト超頻出単語!
・匂ひ(名詞):ここでは視覚的な美しさではなく「良い香り(焚き物の香のにおい)」。
・しめやかに(副詞):しっとりと、静かに落ち着いて。
・うち薫りて:接頭語「うち」+ラ行四段動詞「薫る」連用形 + 接続助詞「て」。
・忍びたる:バ行四段動詞「忍ぶ(人目を避ける・隠れる)」連用形 + 存続の助動詞「たり」連体形。
・けはひ(名詞):気配、様子、雰囲気。
・ものあはれなり(形容動詞ナリ活用):なんとなくしみじみと心打たれる風情がある。
第3文:立ち去り際の余韻・妻戸を開けて月を見る女性
・よきほどにて:形容詞「よし」連体形 + 名詞「ほど(程度・時間)」+ 格助詞「にて」。「ちょうど良い時間・手頃な引き際で」。長居しないスマートな去り際。
・出で給ひぬれど:ダ行下二段動詞「出づ」連用形 + 尊敬の補助動詞「給ふ」連用形 + 完了の助動詞「ぬ」已然形「ぬれ」+ 接続助詞「ど」。※主語は「ある人」!
・事ざま(名詞):物事の様子、ありさま、雰囲気。
・優に(ナリ活用形容動詞「優なり」連用形):上品だ、優雅だ、奥ゆかしい。
・覚えて:バ行下二段動詞「覚ゆ(自然と思われる・感じられる)」連用形 + 接続助詞「て」。
・見ゐたるに:マ行上一段動詞「見る」連用形 + ワ行上一段動詞「ゐる(じっとしている)」連用形 + 存続の助動詞「たり」連体形 + 接続助詞「に」。※無敬語なので主語は「筆者(兼好)」!
・妻戸(つまど・名詞):寝殿造りの建物の四隅に設けられた両開きの板戸。
・けしきなり:名詞「けしき(様子・風情)」+ 断定の助動詞「なり」終止形。※妻戸を開けて月を見ている主語は「その家の女性」!

第4文:反実仮想・反語と兼好の思想「朝夕の心づかひ」
・やがて(副詞):そのまま、すぐに。
・かけこもらましかば:ラ行四段動詞「かけこもる(掛け金をかけて閉じこもる)」未然形 + 反実仮想の助動詞「まし」の未然形「ましか」 + 接続助詞「ば」=「ましかば」。
・口惜しからまし:シク活用形容詞「口惜し(残念だ)」未然形 + 反実仮想の助動詞「まし」終止形。
➔ 【反実仮想の公式】「〜ましかば、…まし」=「もし〜だったなら、…だっただろうに(実際はそうではなかったので素晴らしい)」。テスト出題率100%!
・いかでか知らん:副詞「いかで(反語:どうして〜か、いや〜ない)」+ 係助詞「か」+ ラ行四段動詞「知る」未然形 + 推量の助動詞「む(ん)」連体形。※反語表現!
・朝夕の心づかひ:名詞「朝夕(日常・普段・日頃)」+ 格助詞「の」+ 名詞「心づかひ(配慮・心がけ・気配り)」。
・よるべし:ラ行四段動詞「よる(基づく・よる)」終止形 + 助動詞「べし」終止形(当然・確信的推量「〜によるに違いない・〜によるはずだ」)。
第5文:結びの一文・女性の死と漂う無常観
・その人:妻戸を押し開けて月を見ていた「その家の主(女性)」のこと。
・ほどなく(副詞):まもなく、間もなく、それほど時が経たないうちに。
・失せにけり:サ行下二段動詞「失す(死ぬ・亡くなる・消え失せる)」連用形 + 完了の助動詞「ぬ」連用形「に」+ 詠嘆の助動詞「けり」終止形(〜してしまったのだなあ)。※「失す」は貴人・女性の死を遠回しに表す重要単語!
・聞き侍りし:カ行四段動詞「聞く」連用形 + 丁寧の補助動詞「侍り」連用形 + 過去の助動詞「き」連体形「し」。

【定期テスト頻出】読解・記述対策4大ポイント
定期テストや共通テスト模試で必ず出題される「4大急所」を、現役教員の視点から完璧に整理しました。
Q1. 敬語の向きから「主語」を1秒で見分ける判定マトリクス
『九月二十日のころ』で最も失点が多いのが「動作の主語を答えよ」という問題です。しかし、実は敬語の種類を見るだけで誰でも瞬時に見分けることができます:
- 【尊敬語(思し出づ・給ふ)が付いている動作】
➔ 主語はすべて「ある人(高貴な知人)」!
(例:「思し出づる所ありて」「入り給ひぬ」「出で給ひぬれど」) - 【謙譲語(たてまつる)・丁寧語(侍り)・無敬語(見ゐたる)の動作】
➔ 主語は「筆者(兼好法師)」!
(例:「誘はれたてまつりて」「月見ありくこと侍りし」「物の隠れよりしばし見ゐたるに」) - 【妻戸を開ける・月を見る・亡くなる動作】
➔ 主語は「その家の女性(主)」!
(例:「妻戸をいま少し押し開けて」「月見るけしきなり」「ほどなく失せにけり」)
Q2. なぜ「案内せさせて」で門を叩いたのは従者なのか?
平安・鎌倉時代の高貴な貴族(ある人)が夜間に外出する際、一人で歩くことは絶対にありませんでした。必ず提灯を持った「従者(随身・召使い)」を従えています。「案内せさす」の「さす」は使役(〜させる)なので、貴人が「従者」に取り次ぎを頼ませたのです。兼好法師は貴人の風流の友(客分)として同行しているため、従者のようなパシリ(取次ぎ役)をさせられることはありません。
Q3. 「やがてかけこもらましかば、口惜しからまし」に込められた兼好の心情
ここには兼好法師の独特で鋭い美意識が凝縮されています:
客が帰った後、すぐに戸を閉めて鍵をかけて閉じこもってしまったら情趣がなく残念に感じただろうが、余韻を残して妻戸を少し開けて月を眺めた姿が誠に奥ゆかしく素晴らしいということ。(86字)
【解説の急所】:多くの人は、客を見送ったら「やれやれ」とすぐに戸をピシャリと閉めて鍵をかけてしまいがちです。しかし、この女性は客の去ったあとも、客が残していった気配や秋の夜の月光の余韻を味わうように、「妻戸をいま少し押し開けて、月を見る」という見事な余韻を残しました。兼好はその所作の奥ゆかしさに深く感銘を受けたのです。
Q4. 結びの「その人、ほどなく失せにけり」の真意と無常観
文章の最後、唐突なように「その人、ほどなく失せにけりと聞き侍りし(その人は、まもなく亡くなってしまったと聞きました)」と結ばれます。なぜ兼好はこの一文を添えたのでしょうか?
それは、第7段『あだし野の露』の「世は定めなきこそいみじけれ(命が儚いからこそ、この世のすべてが美しい)」という思想と完全に直結しています。あれほど美しく奥ゆかしい余韻を見せた素晴らしい女性でさえも、露のように儚くこの世を去ってしまう。その死の知らせを聞いた時、あの一夜の月光と妻戸の情景が、兼好の心の中でいっそう切なく、永遠の輝きを帯びて焼き付いたのです。
【文法完全攻略】反実仮想「ましかば〜まし」と反語構文
定期テストの文法問題で絶対に落とせない2大構文を整理します。
① 反実仮想の黄金公式:「〜ましかば、…まし」
【訳し方の鉄則】:「もし〜だったなら、…だっただろうに(実際には〜でないので、…ではない)」
➔ 「(もし)すぐに閉じこもってしまったならば、残念に思っただろうに(実際には戸を開けて月を眺めていたので、誠に素晴らしいことだった)。」
② 反語表現:「いかでか知らん」
【訳し方の鉄則】:「どうして〜だろうか、いや〜ない」
➔ 「(立ち去った)後まで見届けている人がいるとは、どうして知っていようか、いや知るはずもない。」
たく先生の教壇コラム:「人に見られていないときの所作」こそが人のすべて

高校で生徒たちを24年間見守っていて、心から実感することがあります。それは、「先生や面接官の前で見せるよそ行きの態度」ではなく、「誰も見ていないと思って気を抜いている時の何気ない行動」にこそ、その人の本質が100%表れるということです。
教室の床に落ちているゴミを誰も見ていないのにスッと拾える生徒。
誰も見ていない靴箱で、脱いだ上履きのかかとをきちんと揃えて帰る生徒。
友人が教室を出て行った後、バタンとドアを閉めずに静かに手を添えて閉める生徒。
これらはすべて、人に褒められたくてやっている演技ではありません。兼好法師の言う「朝夕の心づかひ(日頃の何気ない心がけ)」が、無意識の身体の動きとして自然にこぼれ落ちているのです。
SNS全盛の現代、私たちはつい「人からどう見られるか」「どう映えるか」ばかりを気にしがちです。しかし、700年前に兼好法師が教えてくれたのは、「誰も見ていない場所で、自分自身に対してどんな美しい所作ができるか」という、真の美意識でした。古典を学ぶことは、今を生きる私たちの姿勢をそっと正してくれる最高の人生の教科書なのです。
定期テスト実戦問題カード5選(アコーディオン解説付)
定期テストや模擬試験で出題されやすい重要問題を5問厳選しました。カードの質問を自分で考えた後、「解説・解答を見る」をタップして思考プロセスを確認してください!
① わざとならぬ匂ひ、しめやかにうち薫りて…
② なほ、事ざまの優に覚えて…
③ 月見るけしきなり。
④ その人、ほどなく失せにけりと聞き侍りし。
👉 解答・解説を見る
① わざとならぬ:わざとらしくない、さりげない、ことさらではない
② 優に:優雅に、上品に、奥ゆかしく
③ けしき:様子、気配、風情
④ 失せ:亡くなり、死んで
【思考プロセス】:「わざとならぬ」は名詞「わざと(格別に)」+打消。「失す」は「消え失せる」から転じて人の「死」を婉曲に表す超重要語です。
① 思し出づる所ありて…
② 物の隠れよりしばし見ゐたるに…
③ 妻戸をいま少し押し開けて、月見るけしきなり。
[選択肢:ア. ある人(高貴な知人) イ. 筆者(兼好法師) ウ. その家の主(女性) エ. 従者]
👉 解答・解説を見る
①:ア(ある人)(尊敬語「思し出づ」より)
②:イ(筆者・兼好)(物陰から見守る無敬語の動作より)
③:ウ(その家の女性)(室内の妻戸を開けて月を眺める様子より)
【思考プロセス】:敬語の有無と種類に注目すれば、文脈を迷うことなく一発で判定できます。
助動詞「まし」の文法的な意味を意識して正確に訳出せよ。
👉 解答・解説を見る
(客が帰った後)すぐにそのまま閉じこもってしまったならば、残念に思っただろうに。
【思考プロセス】:
「ましかば〜まし」は反実仮想構文(事実に反することを仮定する表現)。「〜ならば…だろうに」という公式通りの訳出ができているかが採点基準です。
「いかでか〜ん」の呼応関係に注意して訳出せよ。
👉 解答・解説を見る
(立ち去った)後ろ姿まで見届けている人がいるとは、どうして知っていようか、いや知るはずもない。
【思考プロセス】:
「いかで(反語)」+「か(係助詞)」+「ん(推量)」の反語表現。「どうして〜だろうか、いや〜ない」の型で訳出します。
本文の女性の振る舞いを踏まえて説明せよ。
👉 解答・解説を見る
人に見られていない場所でのさりげなく優雅な所作は、日頃の生活習慣や心がけの深さから生まれるということ。(50字)
【思考プロセス】:
「人目がない場所での奥ゆかしい振る舞い」と「日頃の心がけ・生活習慣」の2点が明確に対比・説明されていれば満点です。
PathMemoria公式暗記デッキで『徒然草』重要文法マスターになろう!
古文単語や文法識別は、教科書をただ眺めているだけでは定着しません。テスト本番で即座に思い出すためには、「1問1答形式で思い出す練習(想起練習・アクティブリコール)」を短時間で繰り返すのが科学的に最も効果的です。
現役高校教員であるたく先生が開発したAI暗記アプリ「PathMemoria」で、『九月二十日のころ』および『あだし野の露』の無常観・情趣・反実仮想構文(ましかば〜まし)・重要古文単語を厳選した「無常観マスター公式デッキ(全25問)」を作成しました! 面倒な会員登録やインストールは一切不要。下記の直通ボタンをタップするだけで、今すぐブラウザ上でフラッシュカード学習がスタートします。
あわせて読みたい!『徒然草』名場面・重要章段の完全解説リンク
『徒然草』には、今回の「九月二十日のころ」の他にも、教科書や定期テストで超頻出の魅力的な章段がたくさんあります。ぜひあわせてチェックして、定期テストや入試で高得点を狙いましょう!
まとめ:人目なきところの品格を磨き、日々の心を整えよう
今回は、『徒然草』第32段『九月二十日のころ』のあらすじ、原文・現代語訳・品詞分解、テスト対策ポイント、そして現代に通じる教訓について解説しました。
- 主語の判別:尊敬語(思し出づ・給ふ)=ある人、謙譲・丁寧・無敬語=兼好、妻戸を開けて月を見る=その家の女性。
- 案内せさせて:案内を乞うたのは兼好ではなく、貴人のお供の「従者」。当時の身分制度を反映。
- 反実仮想(ましかば〜まし):すぐに戸を閉めて閉じこもったなら残念だっただろうが、妻戸を開けて月を眺めた余韻が素晴らしい。
- 朝夕の心づかひ:誰も見ていないところでのさりげない振る舞いこそが、日頃の生き方・真の品格を表す。
- 失せにけり:あのような優雅な女性もまもなく亡くなってしまったという、兼好特有の儚い無常観。

誰が見ていなくても、自分の部屋をきれいに整えたり、去り際に静かにドアを閉めたりする……。そんな『朝夕の心づかひ』を意識するだけで、日々の生活が少し凛として美しく感じられますよね。テスト勉強も同じです。丁寧な一問一問の積み重ねを大切にしてくださいね! たく先生はいつでも皆さんの古典学習を応援しています!






