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【大鏡】花山院の出家(花山天皇)現代語訳・品詞分解とテスト対策

【大鏡】花山院の出家(花山天皇)現代語訳・品詞分解とテスト対策
たく先生
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こんにちは。ミチプラス運営者のたく先生です。

高校の古文の授業や定期テストで必ずと言っていいほど出題されるのが、歴史物語大鏡の名場面である花山院の出家(花山天皇の出家)です。わずか十九歳だった若き花山天皇が、最愛の女御を亡くした悲しみに暮れる中、藤原兼家と道兼親子の巧妙な政治的謀略によって出家へと追い込まれていく緊迫のドラマが描かれています。

平安時代の権力争いの裏側や、陰陽師安倍晴明の予言、そして登場人物たちの複雑な心情や敬語の方向など、テストで問われる重要ポイントがぎっしり詰まっています。この記事を読めば、話の流れや現代語訳はもちろん、品詞分解や記述問題の解き方までスッキリ理解できますよ。

みちか
みちか

たく先生、大鏡の「花山院の出家」って、道兼のウソや兼家の企みがドロドロしていて、誰が誰に敬語を使っているかも難しくて混乱しちゃいます…

たく先生
たく先生

大丈夫だよ、みちかさん!「なぜ兼家親子は天皇を出家させたかったのか」という政治的背景と、夜の密出国から花山寺での裏切りまでのストーリー展開を整理すれば、テストの重要ポイントも一発で頭に入るよ。一緒にわかりやすく攻略していこう!

記事のポイント
  • 花山院の出家が起こった歴史的背景と登場人物の相関図
  • 原文の完全オリジナル現代語訳と詳細な品詞分解テーブル
  • 安倍晴明の予言や道兼の嘘泣きなどテスト頻出の場面解説
  • 定期テストで差がつく敬語の方向と記述式予想問題の解法
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大鏡「花山院の出家」あらすじ現代語訳と文法解説

まずは大鏡「花山院の出家」の物語の全体像と、教科書に掲載されている本文の正確な現代語訳、そしてテストで問われる重要文法・品詞分解を順を追ってマスターしていきましょう。登場人物たちの思惑を知ると、古文の文章が一気に生き生きと読めるようになります。

登場人物の相関図と出家の背景

花山院の出家における登場人物の人間関係と藤原兼家道兼の権力構造図
図1: 花山天皇を巡る藤原兼家・道兼親子の謀略と権力相関図

事件が起きたのは寛和二年(986年)六月二十二日の深夜です。この歴史的事件は日本史では「寛和の変」と呼ばれています。まずは登場人物の人間関係をしっかり押さえておきましょう。

「花山院の出家」主な登場人物と役割

・花山天皇(花山院):第六十五代天皇。十七歳で即位するも、深く愛していた女御・藤原忯子(しし)を亡くし、悲しみのあまり出家を望むようになります。
・藤原兼家(東三条殿):右大臣。自分の娘(詮子)が生んだ懐仁親王(のちの一条天皇・当時七歳)を即位させ、自らが摂政として権力を握るために花山天皇の退位を企みます。
・藤原道兼(粟田殿):兼家の三男。花山天皇の側近(蔵人弁)として仕え、「私も一緒に出家してお供いたします」と嘘をついて天皇を寺へ誘い出します。
・安倍晴明:当代随一の陰陽師。天体観測によって天皇の退位という異変を即座に見抜きます。

花山天皇は非常に情に厚い人物でした。寵愛していた女御・忯子が妊娠中に急死してしまい、そのショックから立ち直れずにいたところを、兼家・道兼親子につけ込まれてしまったのです。兼家親子にとって、花山天皇の出家は自らの孫を天皇にして藤原氏の摂関政治を盤石にするための絶好のチャンスでした。

なお、平安時代の貴族社会における「出家」の意味合いや生活・身分の劇的な変化については、出家とは?平安時代の意味・理由・生活の変化をわかりやすく解説の記事で詳しく解説しています。また、花山天皇に関する皇統や歴代天皇の史実については、宮内庁公式ホームページの公的記録も参考にしてみてください。

本文の完全オリジナル現代語訳

亡き女御藤原忯子の手紙を胸に抱き月夜に出発をためらう花山天皇のイラスト
図2: 亡き女御の手紙を大切に抱き、月明かりの下で未練を残す花山天皇

教科書に掲載されている大鏡「花山院の出家」の原文に対応する、完全オリジナルのわかりやすい現代語訳です。場面ごとの情景を思い浮かべながら読んでみてください。

【現代語訳】花山院の出家(全文通訳)

花山院の天皇は、寛和二年丙戌の年の六月二十二日の夜、誰にも知らせなさらないで、密かに宮中をお出ましになり、山科の花山寺にお移りになって出家なさいました。数え年で十九歳であられました。花山天皇が位におつきになっていたのは、わずか二年間でした。

しみじみと悲しいことには、御所をお出ましになった夜は、有明の月が大変明るかったので、花山天皇は「人目に立ってしまうなあ。どうしたものか」と仰せになりました。すると道兼が「そうはおっしゃっても、お取りやめになるわけにはまいりません。皇位継承の証である神璽と宝剣は、すでに皇太子の御殿にお渡し申し上げてしまいました」と申し上げました。道兼がこのように申し上げたのは、天皇が宮中を出てしまわれないうちは、もしや心変わりしてお出ましを取りやめなさるのではないかと心配して、嘘をついて申し上げたのでした。

月が明るくて気が引けるとお思いになっているうちに、月の顔に一筋の雲がかかって、少し暗くなったので、天皇は「私の出家は成就する運命であったのだなあ」と仰せになって、歩き出されました。

宮中を出ようとなさるとき、亡き弘徽殿の女御のお手紙で、日ごろ破り残して身から離さずにお持ちになっていたものを思い出されて、「少し待て」とおっしゃって、取りにお入りになろうとしました。すると道兼が「どうしてそのようにお思い返しなさるのですか。今この機会を逃して夜が明けてしまえば、思いがけない邪魔が入ってしまいます」と、嘘泣きをして急きたてたので、そのまま宮中をお出ましになりました。

土御門大路を東に向かってお進みになり、安倍晴明の屋敷の前をお通りになると、晴明が急に手を激しく打ち鳴らして、「帝が退位なさるという天変があった。すでに退位は実現してしまったようだ。急いで参内して奏上しよう。牛車を用意せよ」と声を上げました。さらに晴明が「今すぐ参内するぞ」と言ったところ、屋敷の門の内側で、目には見えない何者か(式神)が戸を押し開けて、「ただいま、帝が門の前をお通りになりました」と答えました。晴明の屋敷は土御門大路の北側にあったので、天皇の行列の通り道だったのです。

こうして花山寺にお着きになり、花山天皇が御髪をお剃りになった後に、道兼は「私は一度退出して、父(兼家)に出家前の最後の姿を見せ、暇乞いをしてまいります。その上で必ず戻って出家いたしましょう」と申し上げました。天皇は「私をだましたのだなあ」とおっしゃって、おいおいとお泣きになりました。本当に悲しいことでございます。道兼が「必ず弟子としてお仕えいたします」と誓って天皇をお連れ申し上げたことの、なんと恐ろしいことでしょうか。

兼家は、万一道兼が本当に出家してしまうようなことがあっては大変だと心配して、思慮分別のある武士たちを道兼の警護につけておりました。寺の周辺には源頼光などの屈強な武者たちが護衛し、道兼を無事に連れ帰ったのでございます。

前半の重要文法と詳細な品詞分解

大鏡花山院の出家の前半部分における文法構造と品詞分解の概念図
図3: 前半の重要文法(最高敬語・係り結び・助動詞の接続)の構造図

物語の前半(宮中脱出から月夜の躊躇まで)における重要文法と品詞分解です。テストで頻出する助動詞の識別や敬語の種類を一覧表で整理しました。

原文(前半フレーズ)品詞分解活用形 / 種類意味・文法解説(テスト重要度)
知らせさせ給はで知らす(動詞)+ させ(助動詞)+ 給ふ(補助動詞)+ は(係助詞)+ で(接続助詞)「させ」=使役助動詞連用形
「給ふ」=尊敬補助動詞未然形
【最高敬語(二重尊敬)】人に知らせなさらないで。「で」は打消接続。
あさましきにあさまし(形容詞)+ に(格助詞)シク活用連体形【重要古語】「驚きあきれるほどだ」。出家の唐突さへの驚き。
月明かかりければ明かし(形容詞)+ けれ(助動詞)+ ば(接続助詞)ク活用連用形 + 過去「けり」已然形月が明るかったので。「已然形+ば」は原因・理由を表す順接確定条件。
顕証にこそありけれ顕証なり(形容動詞)+ に(連用形)+ こそ(係助詞)+ あり(動詞)+ けれ(助動詞)ナリ活用連用形 + 過去「けり」已然形【係り結び】人目につくことだなあ。「こそ〜已然形(けれ)」で結びます。
とまらせ給ふべきやう侍らずとまる(動詞)+ させ(助動詞)+ 給ふ(補助動詞)+ べき(助動詞)+ やう(名詞)+ 侍ら(動詞)+ ず(助動詞)「べき」=当然助動詞連体形
「侍り」=丁寧動詞未然形
お取りやめになるはずの理由はございません。「侍り」は道兼から天皇への丁寧語。
成就するなりけり成就す(動詞)+ る(連体形)+ なり(助動詞)+ けり(助動詞)断定助動詞連用形 + 詠嘆助動詞終止形【文法識別】出家が成就する「のである(断定)」「なあ(詠嘆)」。

後半の重要文法と詳細な品詞分解

花山院の出家後半の助動詞識別と文法構造の解説図
図4: 後半の助動詞識別(強意・推量・断定・詠嘆)の分類フローチャート

続いて物語の後半(女御の手紙、晴明の屋敷、花山寺での裏切り)の品詞分解です。特に道兼の言葉遣いと天皇の悲痛な叫びはテストの超頻出ポイントです。

原文(後半フレーズ)品詞分解活用形 / 種類意味・文法解説(テスト重要度)
御文の、日ごろ破り残して御文(名詞)+ の(格助詞)+ 日ごろ(名詞)…格助詞「の」(同格)【助詞識別】「御手紙【で】、日ごろ破り残して…の【もの】」。同格の「の」。
さはり出でまうで来なむさはり(名詞)+ 出づ(動詞)+ まうづ(動詞)+ 来(動詞)+ な(助動詞)+ む(助動詞)強意「ぬ」未然形 + 推量「む」終止形きっと邪魔が出てくるでしょう。「なむ」=強意+推量の頻出パターン。
そら泣きし給ひければそら泣き(名詞)+ す(動詞)+ 給ふ(補助動詞)+ けれ(助動詞)+ ば(接続助詞)尊敬補助動詞 + 過去已然形道兼が嘘泣きをしなさったので。道兼の狡猾さを表す重要表現。
朕をば謀るなりけり朕(代名詞)+ を(格助詞)+ ば(係助詞)+ 謀る(動詞)+ なり(助動詞)+ けり(助動詞)断定助動詞連用形 + 詠嘆助動詞終止形【最頻出】私をだましたのだなあ。「朕(ちん)」は天皇の一人称自称。
すかし申し給ひけむが恐ろしさよすかす(動詞)+ 申す(補助動詞)+ 給ふ(補助動詞)+ けむ(助動詞)+ が(格助詞)…謙譲「申す」+ 尊敬「給ふ」+ 過去推量「けむ」【二方面の敬語】だまし申し上げなさったというその恐ろしさよ。世継の痛烈な批評。

文法識別問題で頻出する「なむ」「なり」「けり」などの助動詞の見分け方に不安がある方は、助動詞の識別完全攻略ガイド(表と例文で覚えるコツ)も合わせて復習しておくと、得点力がさらに安定しますよ。

安倍晴明と道兼の謀略のポイント

大鏡の花山院の出家で安倍晴明が夜空の星を見て帝の退位を予言する場面
図5: 夜空の星の異変から花山天皇の退位を即座に見抜いた陰陽師・安倍晴明

この物語の中で特にドラマチックで定期テストでも狙われるのが、陰陽師・安倍晴明の屋敷の前を通るエピソードと、藤原道兼の周到な裏切りです。

みちか
みちか

安倍晴明がいきなり手を叩いて「帝が退位なさるぞ!」って叫ぶシーン、すごい迫力ですよね!式神も返事をしていて鳥肌が立ちました。

たく先生
たく先生

そうだね!晴明の超人的な占術の凄さを際立たせると同時に、「天皇の退位はもはや誰にも止められない運命だった」という悲劇性を強める名場面なんだ。そしてもう一つのポイントは道兼の逃走劇だよ。

花山寺に着いた後、花山天皇は先に髪を剃って僧侶の姿になります。ところが、道兼は「父に最後の姿を見せて挨拶してきます」と言って自分は髪を剃らず、天皇の皇位の証である神璽・宝剣を確保したまま逃げ帰ります。天皇は取り残され、自分がまんまと政治の道具として騙されたことを知って涙を流すのです。

大鏡「花山院の出家」定期テスト予想問題と敬語攻略

ここからは、定期テストで高得点を取るための実践編です。多くの高校生が失点しやすい「敬語の敬意の方向」の完全攻略法と、実際に出題される記述式予想問題をチェックしていきましょう。

テストで差がつく敬語と敬意の方向

大鏡における語り手世継から花山天皇および藤原道兼への敬語敬意の方向ベクトル図
図6: 語り手(世継)・花山天皇・藤原道兼の敬語(尊敬・謙譲・丁寧)の方向図

大鏡は、老人の語り手「大宅世継(おおやけのよつぎ)」が昔を振り返って語る形式(紀伝体)をとっています。そのため、敬語の主体は基本的に「語り手(世継)」になります。

【敬意の方向】テスト頻出の3大パターン

① 花山天皇への最高敬語(二重尊敬)
例:「おはしまして」「出でさせ給ひ」「思し召しけむ」
敬意の方向:語り手(世継) ➔ 花山天皇
天皇に対しては「せ給ふ」「させ給ふ」といった最高敬語が使われます。

② 道兼の発言中の敬語(会話文)
例:「渡し奉り給ひてければ」「やう侍らず」
➔ 「奉り(謙譲)」= 道兼 ➔ 皇太子(春宮)(神璽を渡し申し上げる相手への敬意)
➔ 「給ひ(尊敬)」= 道兼 ➔ 花山天皇(神璽をお渡しになった動作主への敬意)
➔ 「侍り(丁寧)」= 道兼 ➔ 花山天皇(聞き手への敬意)

③ 語り手から道兼への敬語(地の文)
例:「すかし申し給ひけむ」
➔ 「申す(謙譲)」= 語り手 ➔ 花山天皇(だまされた対象である天皇への敬意)
➔ 「給ふ(尊敬)」= 語り手 ➔ 道兼(だました動作主である道兼への敬意)

敬語の基礎や「尊敬・謙譲・丁寧」の識別方法を体系的に整理したい方は、古文の敬語の種類と敬意の方向完全攻略の記事も参考にしてみてくださいね。

【予想問題①】重要古文単語と意味

重要古文単語の学習とテスト対策を表す和風巻物と学習机のイラスト
図7: 「あさまし」「みそかに」「御髪おろす」などテスト頻出重要単語の確認

定期テストの小問集合で必ず出題される、重要古文単語の読みと意味の予想問題です。クリックすると解答とたく先生のワンポイント解説が開きます。

【問題】次の傍線部の古文単語の現代語の意味を答えよ。

問1:みそかに花山寺におはしまして(みそかに)
問2:あさましきに(あさまし)
問3:やがて御髪おろさせ給ひて(御髪おろす)
問4:さるべくおとなしき人々(おとなし)

【解答と解説を見る(タップで開閉)】

【正解】
問1:ひそかに、こっそりと(誰にも知られないように秘密裏に行動するさま)
問2:驚きあきれるほどだ、思いがけないことだ(あまりの唐突さに呆然とするさま)
問3:出家する、剃髪する(貴人が髪を剃って仏門に入ることを表す重要敬語表現)
問4:思慮分別がある、年配でしっかりしている(単に「大人っぽい」ではなく、経験豊富で落ち着いていること)

【たく先生のワンポイント】
「御髪おろす」は「頭おろす」「かたち変ふ」「世を背く」と並ぶ古文の頻出出家ワードです。同義語も含めてセットで覚えておきましょう!

【予想問題②】助動詞と文法識別

古文助動詞の活用と文法識別テストの思考パズルを表す和風イラスト
図8: 「なむ」「なりけり」など差がつく助動詞識別の文法チェック

助動詞の意味や識別を問う文法問題です。文脈と接続のルールを意識して解いてみましょう。

【問題】次の助動詞の文法的な説明として正しいものを選べ。

問1:「人には知らせさせ給はで」の「させ」の文法的意味と活用形を答えよ。
問2:「さはり出でまうで来なむ」の「なむ」の文法構造を説明せよ。
問3:「朕をば謀るなりけり」の「なり」「けり」の助動詞の意味をそれぞれ答えよ。

【解答と解説を見る(タップで開閉)】

【正解】
問1:使役の助動詞「さす」の連用形(※最高敬語の一部として「尊敬」と解釈する説もありますが、教科書・共通テストでは直後に「給ふ」を伴う使役構文として扱われることが多いです)
問2:強意の助動詞「ぬ」の未然形「な」 + 推量の助動詞「む」の終止形(「きっと〜だろう」の意味)
問3:「なり」=断定の助動詞連用形、「けり」=詠嘆の助動詞終止形(「だましたのであるなあ」という気づきと強い嘆きを表す)

【たく先生のワンポイント】
「なむ」の識別は超重要!直前が連用形(来=カ変動詞連用形)なので「完了・強意のぬ未然形+推量む」と見分けられます。未然形接続なら願望の終助詞「なむ」になるよ!

【予想問題③】心情変化と記述問題

花山寺で髪を剃り出家した花山天皇と裏切って逃げ去る藤原道兼の対比
図9: 花山寺に取り残された花山天皇と、宝剣を抱えて逃亡する道兼

定期テストで最も差がつく、配点の高い記述式問題の予想問題です。解答のポイントをしっかり押さえておきましょう。

【問題】定期テスト頻出の記述式設問(全3問)

問1:道兼が「とまらせ給ふべきやう侍らず」と言ったのはなぜか。その理由を説明せよ。
問2:「朕をば謀るなりけり」とあるが、花山天皇はどのようなことに気づいて泣いたのか、具体的に説明せよ。
問3:兼家が道兼の護衛に屈強な武士たちを厳重に配置させたのはなぜか。理由を説明せよ。

【解答と解説を見る(タップで開閉)】

【模範解答】
問1:皇位継承の証である神璽と宝剣が、すでに皇太子(春宮)の御殿へ渡ってしまっており、天皇の退位が既成事実化されていたから。(配点目安:神璽・宝剣が皇太子に渡った旨で満点)

問2:道兼が「自分もともに出家する」と約束していたのは嘘であり、自分を出家させて位から引きずり下ろすための策略だったと気づいたから。(配点目安:一緒に出家する約束が嘘だったこと+騙されて退位させられたことの2要素で満点)

問3:万が一、道兼が本気で出家してしまったり、天皇側の側近に無理やり出家させられたりするのを防ぐため。(配点目安:道兼が出家するのを防ぐ・連れ戻す目的が書かれていれば満点)

【たく先生のワンポイント】
記述問題では「誰が・何を・どうしたか」の主語と客体を明確に書くのが減点を防ぐ最大のコツです!

定期テストで高得点を取る勉強法

定期テストで90点以上を狙う3ステップ学習ロードマップのイラスト
図10: あらすじ把握 ➔ 敬語・主語音読 ➔ 問題演習の3ステップ攻略法

大鏡「花山院の出家」の定期テスト対策を最短で仕上げるための勉強手順です。以下の3ステップで学習を進めると、古文が苦手な人でも確実に90点以上を狙えます。

【90点突破】花山院の出家 3ステップ学習法

ステップ1:あらすじと登場人物の目的を理解する
誰が(兼家・道兼)、誰を(花山天皇)、なぜ(孫を即位させて権力を握るため)、どのように(一緒に出家すると嘘をついて)追い込んだのか、物語の全体像を把握します。

ステップ2:音読しながら主語と敬語の向きを確認する
古文は主語が省略されます。「〜給ふ」「〜おはす」などの敬語を手がかりに、一文ごとの主語(天皇なのか道兼なのか世継なのか)を補いながら音読します。

ステップ3:重要古語・助動詞の暗記と記述問題のアウトプット
「あさまし」「顕証に」「朕をば謀るなりけり」などの重要フレーズを即座に訳せるように反復練習します。

古文の単語や助動詞の活用を効率よく覚えるには、科学的な記憶法を取り入れるのがおすすめです。最新の記憶科学アルゴリズム(FSRS v6)を活用した暗記アプリなどを併用すると、テスト直前の詰め込みではなく、一生モノの長期記憶として定着しますよ。

大鏡の花山院の出家テスト対策まとめ

大鏡花山院の出家の学習を完遂し満点達成を祝う和風イラスト
図11: 大鏡「花山院の出家」の要点をマスターし、定期テスト満点へ!

今回は、高校古文の最重要教材である大鏡「花山院の出家」について、歴史的背景から現代語訳、品詞分解、そして定期テスト予想問題まで徹底的に解説しました。

みちか
みちか

たく先生、ありがとうございます!兼家と道兼の策略の流れや、敬語が誰から誰に向いているのかがスッキリ整理できて、テストに出るポイントが全部わかりました!

たく先生
たく先生

よかった!大鏡の花山院の出家は、ストーリーの面白さと文法・敬語の学習要素が両方詰まった素晴らしい名作です。この記事の品詞分解表や予想問題を何度も見直して、ぜひ定期テストで満点を目指してくださいね!応援しています!

大鏡「花山院の出家」重要ポイント総まとめ

出家の動機:最愛の女御(忯子)の死を悲しむ花山天皇を、藤原道兼が「一緒に出家する」と騙して宮中から連れ出した。
兼家の目的:孫の一条天皇を即位させ、摂政として藤原氏の権力を固めること(寛和の変)。
晴明の天変予言:星の異変で退位を看破し、式神が「帝がお通りになった」と告げる名場面。
敬意の方向:地の文は語り手(大宅世継)からの敬意。天皇には最高敬語(おはしまして、思し召す)が使われる。
最重要フレーズ:「朕をば謀るなりけり(私をだましたのだなあ)」と道兼の裏切り。

古文全体の定期テスト対策や高得点を取る勉強法をさらに深めたい方は、古文の定期テスト勉強法!高得点ノート術と現代語訳のコツの記事もぜひ読んでみてくださいね。また、『大鏡』などの古典文学の原本資料や写本アーカイブは、国立国会図書館デジタルコレクションでも公的に確認することができます。

古文単語や助動詞の活用、古典常識の暗記には、最新アルゴリズム(FSRS v6)で復習タイミングを最適化する無料暗記アプリ「PathMemoria」もぜひ活用してみてくださいね。

古文の勉強、本当にお疲れさまでした。単語や文法の基本ルールは少しずつ掴めてきましたか?

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現役高校教師 / 国語科
指導歴20年以上。西日本の私立高校で、古典と「最短ルートで合格する勉強法」を教えています。 教師の枠を超え、FP2級・簿記3級も取得。「賢く学び、賢く生きる」ための知識を、本音で発信します。
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