学びの道
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【暗記効果10倍!】 最強の暗記カード活用法

たく先生
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生徒
生徒

先生、単語テストが覚えきれません! 100語でも大変なのに、範囲は1000語もあって……もう無理です!

たく先生
たく先生

それは大変だね。でも、高校生によくある悩みだから解決方法もあるよ。今日は、暗記カードを使った最速で効率的な暗記法を紹介しよう!

生徒
生徒

え~、暗記カードなんて小学生がやるものじゃないですか。今更やっても意味あるんですか?

たく先生
たく先生

そう感じるのも無理はないね。でも、逆に言えば、小学生でも覚えられるシンプルで強力な方法ってことなんだよ。実はこの方法、記憶のメカニズムに基づいていて、大人にも効果抜群なんだ。



記憶のメカニズムを理解しよう

暗記カードがなぜ効果的なのか、まず記憶のメカニズムから説明しよう。

記憶はまず脳の「海馬」という短期記憶の領域に保管されます。しかし、この「海馬」は学習机のようにスペースが限られており、多くの情報を置けません。そのため、新しい情報が入ると古い情報はすぐに片付けられてしまい、忘れてしまうのです。

短期記憶
イメージ

では、どうすれば記憶を長続きさせられるのか? 答えは、短期記憶を「海馬」から長期記憶を管理する「大脳皮質」という倉庫に移すことです。「大脳皮質」は、よく使う情報を手の届きやすい場所に配置し、必要なときに取り出しやすくする仕組みがあります。

長期記憶
イメージ

これを実現するために必要なのが「反復学習」。暗記カードは、これを効率よく行える最強のツールです!

http://海馬から大脳皮質への記憶の転送の新しい仕組みの発見

理化学研究所

暗記カードの具体的な使い方

それでは、効果的な暗記カードの作り方と使い方を解説します。

暗記カードの作成

表面:覚えたい単語や用語、漢字、問題、写真・図表

裏面:意味、答え、説明など

〇カード使用例

表面:expand
裏面:拡大する 広げる

表面:漢
裏面:音読み「カン」、訓読み「おとこ」、意味「男性」

カードはリングで綴じて使いやすくするのがおすすめです。

繰り返しめくる

カードを何度もめくって覚えます。最初の3日程度は集中して覚えることが重要です。音読するとさらに定着しやすくなりますよ。

間違えたカードに印をつける

4日目以降、間違えたカードの右上辺りにここからの周回数(例:1週目なら「1」、4週目なら「4」)を記入します。この印をつけることで、どのカードが苦手なのかが一目でわかります。後半の7や8の数値が急につくものは忘れやすいものになりますので注意が必要です。

oplus_2
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苦手カードを重点的に復習

周回数が記入されたカードだけを抜き出し、新しいリングに綴じます。このカードを優先的に復習し、一瞬で答えられるようになるまで繰り返しましょう。

全カードに戻す

苦手カードを元のカードの束の先頭に戻し、再び全体を復習します。この手順を10週目まで繰り返してください。先頭に戻すことによって間違えた内容を最大限に意識しながら学べるので学習効率がアップします。

このやり方で短期間で大量に反復練習をすることができます! これがすごく記憶に効きます。例えば間違えのチェックが入ったものに対しては何度も何度も繰り返し思い出さなくてはならなくなってしまうので、間違えるたびに記憶が強固なものになっていきます。しかも脳がこの内容は長く保管しないといけないなのだと思ってくれますので効果が激増します!

効率を上げるコツ

カードは1束100枚程度にまとめると扱いやすいです。

カードを見て1秒以内で答えることができないなら間違えカードに回します。

テスト効果を活用するので正解したカードも含めて復習することで、記憶がさらに強化されます。

テスト効果(英: Testing effect)は、単に情報を聞いたり書いたりするのに比べ、情報を思い出す(検索する)行為をする結果として記憶が強化されることをいう。(出典:Wikipedia

カードの学習に慣れてくると、1束の復習にかかる時間は5~10分ほどになります。10分以内に100枚のカードの勉強を終えることを目標にしましょう。入試や模試の前に10束(1000語)の復習も1~2時間で完了することができるようになります。


暗記カードの効果を最大化しよう!

生徒
生徒

こんなに繰り返すんですか!?大変すぎますよ

たく先生
たく先生

最初は大変だけど、繰り返すほど効率が上がり、短時間で暗記ができるようになるよ。最終的には模試対策や受験勉強の大きな武器になるから、ぜひ挑戦してみてください! 質を担保するには正しい方向性を持った量が大切だからね。

生徒
生徒

わかりました!頑張って取り組んでみます!


まとめ

たく先生
たく先生

暗記カードは地道な作業ですが、その分成果は確実に出ます。単語、漢字、公式、問題演習など、幅広い分野で使えるこの方法を、ぜひ試してみてください! 下記のリンクは暗記カードのおすすめの作成ツールです!

実際にやってみました

実際に印刷用のを取り出すとしっかり穴が開いています。ミシン目をしっかりついていて、手で折るだけで簡単に切り離せます

oplus_2
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印刷後

レーザープリンターなどでは少し読み込みづらいということがあるかもしれません。ミシン目がはっきりしているので切り離しやすいのですが、その分つまりやすいところもあります。

切り離し

切り離すのはとっても簡単でするっと切り離すことができます。

oplus_2

使ってみた

少し厚みがある上質紙ですので、しっかり活用しても大丈夫そうです。暗記カードをめくるスピードはこの動画くらいのスピードで良いかと思います。見た瞬間答えが浮かぶかどうかが大切なポイントです。

たく先生
たく先生

プリンターの設定など最初は慣れないこともあって戸惑うこともありますが、一回やればだいたいやり方はわかると思います。少しの手間で自分だけのオリジナルの暗記カードを作成することができますよ。ぜひやってみてください。

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ABOUT ME
たく先生
たく先生
高校の現役教員として活動中。学力向上、文章力向上、大学入試情報など発信中。このブログを通じて、日々の学びや知識を共有し、少しでも読者の皆さまのお役に立ちたいと考えています。
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