高校生必見!SQ3R法の意味とやり方を現役教師が解説

こんにちは。「たく先生」です。
毎日机に向かって勉強しているのに、なぜか教科書の内容が頭に入ってこない。テスト前になると、授業で習ったはずの内容をすっかり忘れてしまっていて焦る。そんな悩みを持っていませんか。実は、ただ漫然と文字を目で追うだけの勉強法では、脳の仕組み上、記憶に残りにくいことが科学的に分かっています。「読んでいるつもり」になっていても、脳は情報をスルーしてしまっているのです。そこで今回は、アメリカの心理学者が考案した、世界で最も有名な読書術の一つであり、最強の学習法とも呼ばれる「SQ3R法」について徹底解説します。

この方法は、単なる「読み方」のテクニックではありません。意味ややり方を正しく理解して実践すれば、定期テストの点数アップはもちろん、膨大な範囲をカバーしなければならない大学受験勉強の効率を劇的に高める効果があります。実際に多くの教育心理学の論文でもその有効性が証明されており、医師や弁護士を目指す学生など、短期間で専門的な知識を大量に覚える必要がある人々にも愛用されているテクニックです。この記事では、SQ3R法のメリットだけでなく、挫折しやすいポイントやその対策、そして有名な「7回読み勉強法」との決定的な違いについても触れながら、高校生のみなさんが明日からすぐに教科書や参考書で実践できる具体的な形でお伝えしていきます。
効率的な勉強法SQ3R法の意味とやり方
まずは、SQ3R法(エスキューサンアールほう)とは一体何なのか、その基本的な意味と歴史的背景、そして最も重要となる具体的な5つのステップについて、一つひとつ丁寧に解説します。名前はアルファベットの羅列で少し難しそうに見えますが、中身は非常にシンプルで、誰にでもできる理にかなった方法です。

SQ3R法の意味と歴史的背景
SQ3R法は、今から80年以上前の第二次世界大戦中に、アメリカのオハイオ州立大学の教育心理学者フランシス・ロビンソン博士(Francis P. Robinson)によって体系化された読書術です。1946年に出版された彼の著書『Effective Study』(※原案となる理論は1941年に発表)で広く世界に知られるようになりました。
このメソッドが生まれた背景には、当時の切実な事情がありました。戦時中、軍隊では兵士たちに短期間で高度な専門技術や知識を習得させる必要がありました。しかし、ただ教科書を配って「読め」と命令するだけでは、兵士たちの理解度は上がらず、訓練の効率が上がりませんでした。そこでロビンソン博士は、人間がどのように情報を処理し、記憶するのかという認知メカニズムを研究し、軍事教育プログラム(ASTP)の一環としてこの学習法を開発したのです。
ロビンソン博士は、「本を読む」という行為には、大きく分けて2つの種類があると考えました。一つは小説や雑誌などを楽しむための「娯楽としての読書」。もう一つは、教科書や専門書から知識を身につけるための「学習としての読書」です。多くの学生や成人は、この「学習としての読書」の方法を学校で教わっておらず、娯楽と同じようにただ漫然と文字を目で追うだけの「受動的な読み方」をしてしまっています。
SQ3R法の本質は、この「受動的な読書」を「能動的な探求」へと強制的に変えることにあります。「何が書いてあるのかな?」と受け身で待つのではなく、「ここに書いてある答えを見つけ出してやる!」というハンターのような積極的な姿勢で情報に向き合うのです。この「姿勢の転換」こそが、学習効率を飛躍的に高める鍵となります。現代でも、スタンフォード大学をはじめとする世界中の教育機関が、学生に向けた学習支援の一環としてこのメソッドを推奨しているのは、それが時代を超えて人間の脳の仕組みに合致しているからです。
SQ3R法の具体的な5ステップのやり方
SQ3Rという名前は、学習プロセスを構成する5つのステップの頭文字をとったものです。この順番通りに進めることで、脳が新しい情報をスムーズに受け入れ、整理し、定着させるための「情報の通り道」を作ることができます。
SQ3Rの5つのステップ
- Survey(概観):全体をざっと見て「地図」を作る
- Question(質問):見出しを「問い」に変えて脳を起動する
- Read(精読):問いの「答え」を探して読む
- Recite(想起):見ずに自分の言葉で説明する(※ここが最重要!アクティブリコール)
- Review(復習):定期的に見直して記憶を固定する
Step 1: Survey(概観・調査)
教科書を開いて、いきなり最初の1行目から読み始めてはいけません。それは地図を持たずに知らない森に入るようなものです。まずは、その章全体の「構造」を把握するために、以下の要素だけを1〜2分程度でパラパラとスキャン(拾い読み)してください。
- 章のタイトルと大見出し・小見出し
- 太字やイタリック体で強調されているキーワード
- 図、表、グラフ、写真と、そのキャプション(説明文)
- 章の最初にある「導入」と、最後にある「まとめ(要約)」の段落
これにより、脳内に「これから○○についての情報が入ってくるんだな」というフォルダが作成されます。これを心理学では「先行オーガナイザー」と呼び、後の理解度を大幅に助けてくれます。

Step 2: Question(質問・設問)
次に、Step 1で確認した「見出し」を、強制的に「疑問文」に変換します。これがSQ3R法の最も特徴的な部分です。
例えば、「鎌倉幕府の成立」という見出しがあったら、「鎌倉幕府はなぜ成立したのか?」「どのようにして作られたのか?」「誰が中心人物だったのか?」といった問いを立てます。ノートの左端にこの質問を書き出しても良いでしょう。質問を作ることで、あなたの脳は「ただ字を追うモード」から、「答えを探す探索モード」へと切り替わります。

Step 3: Read(精読・熟読)
ここで初めて、本文を読み始めます。ただし、最初から最後まで均等なペースで読むのではありません。Step 2で立てた「質問の答え」となる部分を、血眼になって探しながら読むのです。
「ここが答えだ!」と思う箇所が見つかったら、マーカーを引いたり、付箋を貼ったりしても構いません。逆に、質問に関係のない詳細なエピソードや余談は、軽く読み飛ばしても大丈夫です。目的は「完読」することではなく、「問いに対する答えを得る」ことだからです。

Step 4: Recite(暗唱・想起・再構築)
質問の答えとなる部分を読み終えたら、一度教科書を閉じるか、目を空に向けてください。そして、その内容を「自分の言葉」で声に出して説明してみましょう。あるいは、ノートや白紙に何も見ずに要約を書き出します。
ここで重要なのは、「一言一句丸暗記して唱える」ことではありません。「えーっと、確か…」と思い出そうとする(想起する)プロセスが重要です。「鎌倉幕府ができた理由は、平氏政権への不満があって、頼朝が…」というように、たどたどしくても構いません。もし言葉に詰まって説明できないなら、それは「わかったつもり」になっていただけです。その場合はすぐにStep 3に戻り、もう一度読み直します。この「思い出そうとする苦労」こそが、脳のシナプスを強化し、記憶を強く定着させます。

こちらに関してはこちらのページに詳しくまとめています。


Step 5: Review(復習・見直し)
一つの章や節が終わったら、最後に全体を見直します。作成した質問リストを見て、すべての答えがスラスラと言えるか確認しましょう。
そして重要なのが、タイミングをずらした復習です。人間の脳は、学習した直後から急速に忘却を始めます(エビングハウスの忘却曲線)。翌日、3日後、1週間後というように間隔を空けて「質問を見て答えを思い出す」という作業を繰り返すことで、知識は短期記憶から、一生使える長期記憶へと移行します。

(参考出典:Stanford University『Reading Efficacy: The “SQ3R” Method』)
分散学習の効果について学びたい人はこちらの記事をどうぞ!

SQ3R法の効果と記憶定着の仕組み
「普通に読むのと比べて、そんなに効果が違うの?」と疑問に思うかもしれません。しかし、SQ3R法が優れている理由は、認知科学における学習の黄金律をいくつも満たしている点にあります。
まず一つ目は、「生成効果(Generation Effect)」です。これは、情報を受動的に読むよりも、自分の中から情報を生み出す(生成する)プロセスを経た方が、記憶に残りやすいという現象です。Step 2で自分で質問を作り、Step 4で自分の言葉で答えを再構築する行為は、まさにこの生成効果を最大化しています。教科書に書いてある著者の言葉をそのまま覚えるのではなく、自分の脳内で一度噛み砕いて「自分の知識」として再出力することで、定着率が段違いになります。
二つ目は、「テスト効果(Testing Effect)」です。多くの実験で、テキストを「再読」するグループよりも、内容を覚えているか「テスト(想起)」をしたグループの方が、後の成績が良いことが分かっています。SQ3R法のStep 4(Recite)は、実質的に「自分自身への小テスト」を行っているのと同じです。つまり、勉強しながら同時に何度も模擬テストを受けているような状態になるため、本番の試験でもスムーズに情報を取り出せるようになるのです。
三つ目は、「メタ認知」の向上です。メタ認知とは、「自分が何を分かっていて、何を分かっていないか」を客観的に把握する能力のことです。ただ読んでいるだけでは、理解できていない部分をスルーしてしまいがちですが、SQ3R法では「質問に答えられない=分かっていない」ことが即座に判明します。自分の理解度を常にモニタリングしながら学習を進められるため、穴のない強固な知識を築くことができます。

SQ3R法のメリットとデメリット
どんなに優れた勉強法にも、向き不向きや、注意すべき点があります。SQ3R法を導入する前に、そのメリットとデメリットをしっかりと理解しておきましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 記憶の定着率が圧倒的に高い:一度覚えたら忘れにくい長期記憶になる。 「何が重要か」を見抜く力がつく:要点を探す読み方により、情報処理能力が上がる。 記述・論述問題に強くなる:自分の言葉で説明する練習を繰り返すため、アウトプット力がつく。 集中力が途切れない:常に「答えを探す」というタスクがあるため、眠くなりにくい。 | 時間がかかる:慣れるまでは、普通に読むよりも1.5倍〜2倍の時間がかかることがある。 疲れる:脳をフル回転させるため、エネルギー消費が激しい。 向かないジャンルがある:小説、詩、エッセイなど、情緒やストーリーを楽しむ本には不向き。 挫折しやすい:手順が多く、面倒に感じて「普通に読んだ方が楽だ」と思ってしまう。 |
特に、「記述模試で点数が取れない」「教科書の太字単語は覚えているのに、正誤問題になると間違える」という人には、SQ3R法が現状を打破する強力な武器になります。一方で、「明日の朝までにこの本を読み切らないといけない」といった時間がない状況での速読には向きません。じっくりと腰を据えて取り組む学習に適しています。
SQ3R法と7回読み勉強法の違い
受験勉強の世界では、東大首席卒業の山口真由氏が提唱した「7回読み勉強法」も非常に有名です。これは教科書を立ち止まらずに7回繰り返し読むことで、自然と頭に情報を刷り込む方法ですが、SQ3R法とはアプローチが真逆と言っていいほど異なります。
「7回読み勉強法」は、いわば「質より量(回数)」の戦略です。最初は意味がわからなくても気にせず、薄く塗ったペンキを何度も重ね塗りするように、回数を重ねることで徐々に全体像を浮かび上がらせます。この方法は、細かい論理構造よりも全体の流れ(大枠)をスピーディーに掴むのに適しており、認知的な負荷(脳への負担)は比較的低めです。
対して「SQ3R法」は、「量より質(深度)」の戦略です。1回読むごとの負荷は高いですが、その分、1回で深く鋭く理解し、論理構造を完璧に把握することを目指します。あやふやな理解を許さず、確実に知識を積み上げていくため、正確性が求められる医学部や難関大の入試、または記述式の試験対策にはSQ3R法の方が適していると言えます。


どっちがいいか迷っちゃいますね。両方やるのは大変そうだし…

迷ったら「使い分け」がおすすめだよ。例えば、全く知らない科目を初めて勉強する時は、まず「7回読み」のようにパラパラと全体を読んで大枠を掴む。そして、特に苦手な章や、テストによく出る重要な章だけを「SQ3R法」でじっくり攻める。こうすれば、時間の無駄なく効率的に学習できるかなと思います。
高校生向けSQ3R法の教科別活用術
理論は分かりましたが、実際に高校の勉強でどう使えばいいのでしょうか?ここからは、高校生のみなさんが普段の予習・復習や、定期テスト対策、受験勉強で具体的にどうSQ3R法を活用すればいいのか、教科別の実践テクニックを紹介します。
英語や古文でSQ3R法を使う具体例
英語の長文読解や古文の読解は、SQ3R法が最も威力を発揮する分野の一つです。多くの高校生は、いきなり辞書を引きながら最初の一文から訳そうとしますが、それでは全体像が見えず、途中で迷子になってしまいます。
英語・古文長文での活用ステップ
- Survey(概観):
- タイトル、出典(いつの時代の誰の文章か)、注釈(ヒントの宝庫です)、設問文を先に確認します。
- 英語なら各パラグラフの「最初の一文(トピックセンテンス)」だけを読んで、どんな話の展開になりそうか予測します。
- Question(質問):
- 「筆者の主張(結論)は何か?」「この段落で言いたいことは何か?」という大きな問いを立てます。
- 古文なら「この文章の主語(主人公)は誰か?」「この動詞の動作主は誰か?」という問いが決定的に重要です。
- Read(精読):
- 立てた問いの答えを探しながら読みます。分からない単語があってもすぐに辞書を引かず、「問いの答えに関係あるか?」を判断基準にします。文脈から推測する力が養われます。
- Recite(要約):
- 一つの段落を読み終えたら、顔を上げて「つまり、ここでは〜と言っている」と日本語で要約します。これができれば、長文の内容一致問題で間違えることはなくなります。
特に共通テストのような、大量の文章を短時間で処理しなければならない試験では、全ての単語を完璧に訳す時間はありません。「問い(Question)」を持って、必要な情報だけをピックアップする(Read)というSQ3Rの訓練は、まさに速読即解のスキルそのものです。

歴史や理科の暗記にSQ3R法を使う
日本史、世界史、生物、化学、地学などの暗記要素が強い科目こそ、SQ3R法の独壇場です。これらの科目を「単語帳の丸暗記」だけで乗り切ろうとすると、少しひねった問題が出た瞬間に手も足も出なくなります。
歴史の教科書を読むときは、見出しを見て「5W1H」の質問を作ってください。
例えば「墾田永年私財法」という見出しなら、
・「When:いつ出された?」
・「Who:誰が出した?」
・「Why:なぜ出された?(背景にある三世一身の法の失敗など)」
・「Result:その結果どうなった?(公地公民制の崩壊など)」
という質問を作ります。
このQuestionに対する答えを本文から探し出し(Read)、本を閉じて「墾田永年私財法とはね、〜という理由で出されて、結果的に〜になった法律だよ」と誰かに教えるように説明(Recite)してください。単なる「用語」ではなく「因果関係(ストーリー)」として脳に格納されるため、論述問題にも対応できる強固な記憶になります。
理科の場合も同様です。「光合成」なら、「材料は何か?」「生成物は何か?」「場所はどこで行われるか?」「エネルギーの出入りはどうなっているか?」という質問を立てて読み進めます。理科は「現象の仕組み(メカニズム)」を理解することが全てなので、自分で自分に問いかけて説明するプロセスが、理解度を飛躍的に高めます。
数学の教科書理解にSQ3R法を応用
「数学で読書術?」と思うかもしれませんが、実は数学の教科書こそ、読み飛ばしてはいけない情報の宝庫です。特に新しい単元に入ったときや、概念の理解を深めたいときにおすすめです。
まず、その単元の「公式」や「定理」(太字や枠で囲まれた部分)をSurveyします。そして、いきなり公式を覚えるのではなく、以下のようなQuestionを立ててください。
・「この公式は、具体的にどんな問題を解くための道具なのか?」
・「この公式は、どうやって導き出されるのか?(証明)」
・「この公式が使えない条件はあるか?」
そして、教科書の証明部分をRead(精読)します。ここで最も重要なのが、Step 4のReciteです。本を閉じ、「公式の証明を、何も見ずに白紙のノートに再現する」ことに挑戦してください。これができれば、公式を忘れても自分で作り出せますし、難関大で頻出の「定義に戻って考える応用問題」にも対応できる本物の数学力がつきます。例題の解説を読む時も、「なぜここでこの補助線を引くのか?」と一行ごとに問いかけながら読むことで、思考のプロセスが身につきます。

ノートやiPadでSQ3R法を実践する
SQ3R法を効率的に実践するために、ノートの取り方やデジタルツール(iPadなど)の活用も工夫してみましょう。きれいにまとめることが目的ではなく、「思考のプロセスを残す」ことが目的です。
紙のノートを使う場合は、「コーネル式ノート術」のようなレイアウトがおすすめです。ノートのページを縦に分割し、左側の狭いスペースに「Question(質問)」を、右側の広いスペースに「Read/Reciteで得た答え・要約」を書きます。復習(Review)をする際は、右側の答えを手やシートで隠し、左側の質問だけを見て答えられるかチェックします。これだけで、自分専用の最強の参考書兼問題集が出来上がります。
iPadを使っている人は、ノートアプリ(GoodNotesなど)や情報管理アプリ(Notion)を使うとさらに効率的です。特にNotionの「トグル機能(▼を押すと中身が開閉する機能)」はSQ3Rと相性抜群です。トグルの見出しに「Question」を書き、トグルの中に「答え」を書きます。普段はトグルを閉じておき、タップして答え合わせをする。通学中の電車内や、寝る前の5分間にスマホでポチポチと確認するだけで、Step 5のReview(分散学習)が驚くほど手軽に実践できます。
ポイント:
デジタルツールを使うと、図表を貼り付けたり、後から順番を入れ替えたりするのが簡単です。でも、キーボードで打つより「手書き」の方が記憶に残りやすいという研究もあるので、Apple Pencilなどで書き込むスタイルがおすすめです。

SQ3R法が難しいと感じた時の対処法
ここまで読んで、「効果がありそうなのは分かったけど、やっぱり手順が多くて大変そう…」「毎回5ステップもやってられないよ」と感じた人もいるでしょう。それは正常な反応です。いきなり全ての勉強で完璧に実践しようとすると、確実に挫折します。
そんな時は、「簡易版SQ3R」から始めてみましょう。全てのステップをやる必要はありません。最初は「Step 1: Survey(全体を見る)」と「Step 2: Question(見出しを疑問文にする)」の2つだけをやってください。Read以降は、いつも通り読むだけで構いません。
実は、これだけでも効果は絶大です。「これから何について読むのか」を把握し、「何を知るべきか」というアンテナを立てておくだけで、脳の情報吸収率は無意識のうちに上がります。

それなら私にもできそうです!まずは教科書の見出しを見て、「これって何?」って心の中でツッコミを入れるところから始めてみます。
慣れてきたら、重要だと思う章だけでいいのでStep 4のRecite(本を閉じて思い出す)を取り入れてみてください。完璧主義を捨てて、「今日はここだけやってみよう」くらいの軽い気持ちで始めるのが、長続きさせるコツです。
受験に勝つためにSQ3R法を始めよう
SQ3R法は、単なるテスト対策の暗記テクニックではありません。「自ら問いを立て、必要な情報を収集し、自分の言葉で論理的に説明する」というプロセスは、大学での研究活動や、社会に出てからの仕事の進め方そのものです。つまり、SQ3R法を身につけることは、高校の勉強だけでなく、一生役立つ「学ぶ力」を手に入れることを意味します。
最初は時間がかかり、面倒に感じるかもしれません。「普通に読んだ方が早いじゃないか」と思うこともあるでしょう。でも、急がば回れです。表面的な速さを求めて何度も忘れてやり直すよりも、一度で深く理解して確実に積み上げていく方が、結果的には最短ルートでゴール(志望校合格)にたどり着けます。
まずは今日、勉強する教科書の「見出し」を1つだけ、「疑問文」に変えてノートの隅に書いてみてください。その小さな「問い」が、あなたの勉強を劇的に変える第一歩になるはずです。応援しています!









